会社を辞められない理由,独立できない理由,自立できない理由

さて,前回は,自分が実業を持つことの大切さについてお話ししました。

実業を持つとどういう効果があるかというと,自分に自信ができます。

自分に自信ができると,会社で納得できなくなれば,あっさり退職できますよね。

あっさり退職して,自分の実業(スキルと言い換えてもいいです。)で独立してもいいですし,他の企業に転職することもできます。

もしも,この事実を経営者や上司が分かったのであれば,無意味に,もしくは理不尽にその人のことを怒ったりすることができなくなります。

そうすると,その理不尽さが社会からなくなっていきますね。

一方で,経営者や上司が怒るべきとは,しっかりした理由があるときに限定されるので,それを従業員や社員も理解すれば,自分が怒られたことには理由があるし,それは納得できる場合が多くなりますよね。

そうすれば,指摘されたり怒られた内容にも,素直に従うことができるようになります。

一方でそれに従えないなら,それは従業員や社員の人間力が足りないということです。

そして,人間力が足りない従業員や社員が,独立したり転職してもうまくいかないことが多くなるはずですし,そのような人間は他者から応援もされないので,つらい思いをすることになるでしょう。

また,会社にとっても,正当な理由で注意しても従わない,逆らうのであれば,いなくなってもらった方がよいと思うはずです。

というわけで,実業(スキル)を持つということは,社会にとってとてもよいということですね。

私は,このように,自分に実業(スキル)をもって,自分に自信を持っている状態を「自立」していると表現しています。

私が,経営者として目指しているのは,このように「自立」している人を育てるということです。

長くなりましたが,人が個性と才能を発揮して,実業(スキル)を身に着ければ,「自立」している人間を輩出することができます。

これこそが,私が今後,一生に渡って目指していることです。

ちなみにですが,私は,以前に,働くべき時間は,「8時間」程度という話をしました。

これには理由があります。

もちろん,弁護士的なスキルを身に着けるのであれば,弁護士業ばかりを四六時中やればいいわけなのですが,それでは,「実業」を営むことはできません。

また,別に述べますが,弁護士が独立してやっていくためには,いくつか超えるべき条件があると思っています。

その一つが,売上や利益という経営的側面や,自身の人間力を高めておく意識です。

そして,これは単に,弁護士実務だけを日々こなすだけでは,身につかないと思っています。

だからこそ,働く時間は8時間程度にして,あとは,そうした自己投資(7つの習慣の第2領域)に充てなさい,という趣旨なのです。

勿論,早く帰って家でゆっくりしたい,ライフワークバランスを保ちたい,という方もおられると思います。そうした方は,家での自己実現(個性と才能の発揮)が出来ている,ということなので,無理してビジネス的な自己投資に充てなさい,というものではありません。

 例えばですが,家に帰ってyoutubeでアニメ・漫画を見ている人が,後にyoutubeに自作のアニメ・漫画を載せるというのも,一つの自己実現です。

アニメや漫画も自身の思想信条を伝えるツールの一つですから。そこに伝えたい理念や思想信条があるなら,良いことだということですね。また,自作はハードルが高いなら,良いと思ったアニメ漫画の批評を述べる中で,自身の思想信条を伝えるのもありでしょう。

要は,仕事以外の時間に,何らかの自己投資をして,自身の個性と才能を磨いて,自立してほしい,という私の願いです。