経営者とコンサルタントの違い

ここで,社長とコンサルタントの違いをお話させていただきますね。

社長・・自分の実業を持っている人。

コンサルタント・・自分の実業がコンサルタントのみで,それ以外はもっていない人。

という風に定義させていただきます。

コンサルタントとして,独立している方は,コンサルタントという実業を持ってらっしゃいますが,ここでは,それは実業としてカウントしないと考えた方が分かりやすいので,そのように定義させていただきました。

社長は,理念をもって自分の実業を実現します。

コンサルタントは,自分のクライアントを事業がうまくいくよう応援します。

人や社会をよりよく幸せにする,という観点からすれば,どちらの立場に立つのがよいと思われますか?

私は,基本的には,自らが実業を持った社長になるのがよいと思っています。

理由は,社長は,すべてに関し,最終的な意思決定をすることができます。

自分が立てた理念に沿って,どういう経営判断をとるかを決めることができます。

また,会社のお金をどのように使うかを決めることができます。

逆に言えば,理念に沿わないことについてお金を使わない,という意思決定ができます。

すなわち,社長になれば,自身の理念に沿って誰にも邪魔されずに行動することができる,ということです。

となると,その理念が,人や社会を幸せにするものなら,経営者になることが望ましいということですね。

一方で,経営者になって複数の事業をすることは,大変です(中には得意なかたもいるでしょうが。)。

ここで,コンサルタントは,他の社長の事業を応援することが仕事です。

となると,社長に比べて,複数の事業を応援することが可能になるかもしれません。

そうすると,そのコンサルタントが,人や社会のためになる理念をもっている会社を応援することになれば,複数の事業を応援することができます。

一方で,コンサルタントは,その会社の財務,何にお金を使うかの意思決定ができません。

そのため,ちゃんと会社のためにお金が使われているかどうかをコンサルタントは最終的に見ることはできません。

その意味で,コンサルタントには限界があります。

私が基本的に社長になった方が良い,という理由はここにあります。

最終的にお金をどう使うかの意思決定の権限を社長は持っているが,コンサルタントはもっていない,ということです。

これは,募金や寄付をするということに近いです。

皆さんは,今まで募金や寄付をしたことはありませんか?

私も,コンビニなどの募金箱に募金したことはあります。

しかしながら,そのお金が何のために使われているかはわかりません。

お金をどう使うかは,その寄付をされた団体にゆだねられているからです。

もしも寄付された団体が,自分の考えとは異なるところにお金を使っていたらショックですね。ただ,それは分かりません。

ただ,自分で起業して社長になれば,そのようなことは起こりません。自分でお金の使い道を決めることができるからです。

以上から,自身の理念を実現するためには,基本的に自分で起業することがベストです。

もっとも,例外的に,応援される企業が,自分の理念と共通性がある場合に,その企業を応援(コンサル)することはよいことだと思います。

なお,その際,応援する企業のことは,慎重に調べて本当に理念と合致しているかを見極めましょう。