一人一人が個性と才能を発揮する時代へ3

こんにちは。弁護士の田中今日太です。

さて,前回は,ロイヤーズ・ハイカレーの話でした。

・・・冗談です笑

前回は,社員や従業員の方が,それぞれの個性と才能の発揮の仕方と会社としてどのように考えているのかについてお話ししました。

今回は,少し弁護士業界について掘り下げていきましょう。

皆さんは,今の弁護士業界をどのように見てらっしゃいますか?

昔でいえば,弁護士になれば,高収入が得られる名誉ある職であり,一生安泰,というイメージだったのではないでしょうか?

しかし,最近はどうでしょうか?

ロースクールの次から次へと閉鎖されて2011年からの7年で35校が閉鎖され,最も多かった時期に74校ですから,約半分が消滅する,という状況です。

司法試験受験者数は,2002年から2004年頃は,40000人ほどいましたが,今は,6000人後半といったところです。

・・・どんだけ人気ないねん!笑

それだけ,今の弁護士業界が厳しい,と世間からは認知されているということです。

司法試験は,大体皆さん4年ぐらいの時間は勉強されているのではないでしょうか?またその学費も安くはありません。

その時間と労力,費用を考えたら,合格した時には,華々しくその「リターン」が欲しいところですよね笑

しかしながら,業界全体として見た時は,残念ながらそうはなっていません。

それぞれの法律事務所が,経営努力をしなければ,生き残っていけないし,また,先に挙げた「かけたコストに見合ったリターン」は得られない,ということなのです。

では,経営努力とは何でしょうか?

最近でいうと,ネットでの集客です。

まだまだ,ネット集客が盛んではないエリアもありますが,ネットに力を入れる事務所が増えてきています。

すると,どうなるでしょうか?

リスティング広告やSEO対策による広告費合戦となりますよね。

広告費がかかるということは,それだけ利益を圧迫します。

効率的な広告戦略をとらなければ,集客に結びつかず,売上を立てられない,ということも大いにあります。

そして,弁護士数は,たとえ受験者数が減少しても,増えていっています(弁護士を辞める数より,増える数の方が多いので。)。

また,ここが重要な点なのですが,弁護士の職務領域は,広がっていません。

つまり,交通事故なら損害賠償請求,借金なら債務整理,というふうに今までの分野があり,そこから弁護士の取り扱い分野自体が増えているわけではありません。

事務所の中には,AIやロボットなどの案件について取り扱うところもあるようですが,弁護士の入り込み方としてはあくまで「顧問契約」による契約書のチェックなどになります。

つまり,事件数には限りがあるパイの中での奪い合い,ということですね。

となると,自然と競争は激化しますので,自然と,経営戦略に長けた事務所こそが生き残ることになります。

次回に続きます。