アンパンマンへの考察4

こんにちは!弁護士の田中今日太です。

さて,しつこくアンパンマンに対する考察は続きます。

さて,前回は,バイキンマンはジャムおじさんと共同開発すべき,であることについて話をしました。

そうすれば,バイキンマンは,自分の欲しいものを得られますよ,と。

さて,ところで,アンパンマンで,お金の支払いが発生しているところを私は見たことがありません。

私が見たことがないだけなのかもしれませんが,アンパンマン世界では,貨幣経済が働いていないのかもしれません。

貨幣経済が働いていない,という前提で話をします。

まず,ジャムおじさんらの食べ物の原材料はどこからどのように仕入れているのか?

たまたま,アンパンマンが小麦粉の入っている袋を持って帰ってきているのを見たので,小麦から自作しているわけではなさそうです。

となると,どこからか仕入れた,ということです。

その際の支払いは,何で返しているのか?

考えられるのは,パンやジャムおじさんの発明品ですね。

これは,「物々交換」というやつですね。

ちなみに,カバオ君たちは,何も払っていないのに,食べ物をもらっていることが多いです。

彼らは子供だから,支払いをせずに済むのかもしれませんね。

そして,バイキンマンが,ジャムおじさんと共同開発して,商品を世に出した場合,物々交換で,バイキンマンが作れないもの,例えば食べ物などを代わりにもらうということですね。

ただ,物々交換で,一つ問題になるのは,その場で「現物がない」場合にどうするか?です。

例えば,バイキンマンが,イチゴを食べたいとします。

しかし,バイキンマンの商品を欲しい人が,収穫時期から外れるのでイチゴを用意できないとします。

その場合には,バイキンマンは,①イチゴを持ってきてもらうまで,商品を渡さないか,

②その人が時期になった時にイチゴを持ってきてくれることを信じて,商品を渡す,という選択になります。

②の場合,バイキンマンとそのイチゴを持ってきてくれる人との信頼関係がなければ成り立たないでしょう。

ですので,物々交換の世界を継続しようとすれば,信頼関係が必須となるのです。

しかし,このような信頼関係がない場合には,「貨幣」=「お金」が便利となります。

お金は,お金自体に,一定の信用性がありますから。

先ほどの例でいうと,

バイキンマンは,お金を受け取って商品を売る

その後,イチゴの時期になったら,そのお金でイチゴを買えばよい,ということになります。

お金は,そういう意味でとても「便利」です。

バイキンマンは,素直じゃなくて,人と信頼関係を築きたがらない性格だと思うので,

物々交換の世界よりは,貨幣世界の方が向いているかもしれませんね。

一方で,人と仲良くしたり,信頼関係を築ける人は,貨幣世界でなくとも,物々交換によって生きていくことができます。

なので,アンパンマンの世界は,みんな基本的に善良なので,物々交換によって成り立つ世界が築けているのではないでしょうか?

お金は,「便利」ではありますが,同時にドライである,というデメリットもあります。

私たちの社会はどうでしょうか?

お金の「便利さ」と人の「善良さ」の両立の進んだ社会になってほしいと個人的に思います。

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という話を嫁にしたら,

「理屈っぽい」

と言われました。

・・・・・・・自分,弁護士ですから。。。