Interview

弁護士 石川 智也

2024年入社

弁護士歴5年目でロイハイに中途入所しました。知人から「ちゃんとしたマチベンの先生やからいっぺん会って話を聞いてみたら?」と勧められて、ロイハイに興味を持ちました。

職員画像
どのようにしてロイハイのことをご存じになったのですか?

私は、エージェント経由でロイハイに経験弁護士として中途入所することになりました。

エージェントには自分からいくつかの法律事務所をピックアップしてもらい、そこから面接を受けに行くことにしました。

特にロイハイについては、私の知人がロイハイや代表の田中先生のことを知っていました。

私自身は、ロイハイや田中先生とは面識はなかったのですが、知人から「ちゃんとした先生がいるマチベンの事務所やから、いっぺん話を聞いてみたら?」と勧められたこともあって、ロイハイに興味を持ちました。

なお、面接で田中先生や太田先生などの先生にお会いさせていただきましたが、しっかりした軸をもった「ちゃんとした先生」でした(笑)

石川先生の転職軸はどのようなものだったのでしょうか?

私もいくつかの法律事務所を経たうえで、私は、以下のような事務所が良いと考えていました。

①受任すべき案件とそうでない案件との区別、事務所としての報酬基準、その他事務所内でルールがある程度決まっている法律事務所であること

②典型的なよくある事件類型と珍しい事件類型の両方ができること、ただし、前者の割合の方が相応に多いこと

③事務所として成長していこうとする意欲がある事務所であること

それぞれ説明していきますね。

①は、どういうことかというと、受任すべき案件とそうでない案件についての考え方は、事務所によって違います。また、事務所によっては、その区別がないということもあります。

私は、お客様にとってもメリットがあるように、そして事務所にとってもメリットがあるような、双方にとってメリットがちゃんとあるような事件のご依頼を受けたいという考えがあります。

ですから、お客様にメリットのない案件やメリットが薄い案件は、ちゃんとその旨をお客様に説明しますし、弁護士費用を払っていただくことによる負担の方が大きい場合もちゃんと説明してお断りさせていただきます。

この点、ロイハイは、この考え方を徹底しており、ご依頼をうけるときには、お客様にとっても事務所にとってもメリットがあるので、非常に気持ちよく仕事をすることができます。

仮に、お客様にメリットがない案件を受けることは、弁護士法上も問題がありますし、メリットが薄い案件を受ける場合には、それだけこちら側にかかる精神的なプレッシャーは大きくなります。

また、仮に、このようなルールが決まっていないと、どれが事務所の考え方に沿うのか分からないので、アソシエイトの立場としては苦しいときがあります。

ですから、この点に関する考え方がしっかりしている事務所に行きたいと思っていました。

典型的な事件類型と非典型の事件類型が両方あること、そして、前者の割合の方が多いことを求められたのは、どういう理由からでしょうか?

私のこの意見は、弁護士経験を経た方でなければ、なかなか理解をしていただくことは難しいかもしれません。

ですから、たとえ修習生の方や弁護士経験が短い方についても理解していただきやすいようにお話できればと思います。

まず、典型的な事件類型というのは、ロイハイで基本事件として挙げられているような事件を指します。

例えば、男女トラブル、刑事事件、交通事故、債務整理などですね。

これらの事件類型は典型的なものでして、普通のマチベンであれば、ほぼ必ず経験することがある法律分野であり、事件類型です。

ですから、弁護士としてちゃんとやっていくことを考えたら、しっかり取り組んで経験を積んでいた方がよい案件です。

他方で、例えばですが、境界確定の事件や行政事件などについては、そもそも母数が少ない事件類型なので、私は非典型の類型の事件だと思います。

そして、これらの事件は普通にマチベンをしていたらあまり経験することもありません。

ですから、非典型の事件を弁護士としての初学者の方が取り組むには、少々非効率であるとも言えます。

ほとんど経験しないなら、優先的に経験を積むべきは典型的な事件の方になるのは、自然なことです。

他方で、典型的な事件類型をこなすことは非常に大切なのですが、ある程度経験を積むと、リサーチをほぼしなくても今までの知識経験だけでほとんど処理していくことができるようになります。

そうすると、今度は弁護士としてよくある「リサーチ」をしたり、「法律構成」を考えたりする機会が少なくなります。

ですから、非典型の事件類型を定期的には対応していないと、これらの機会が失われてしまうので、これはこれで弁護士としての成長機会が失われてしまったり、やりがいを見失ってしまうことにもつながりかねません。

ですから、典型的な事件類型と非典型な事件類型は、両方とも対応していくことが大切です。

もっとも、その割合は、前者の方が多いことが弁護士としては非常に働きやすいです。

なぜかというと、かなり多くの割合を非典型の事件で埋め尽くすと、

本当に「分からないことだらけ」になってしまうので、膨大なリサーチが必要になったり、普段使わない法律構成を考えたり、見通しが必ずしもつかないまま事件処理を行わなければなりません。

非典型の案件を複数抱えて並行して処理するのは、想像以上の精神的、時間的負担となってしまいます。

これは、やる気満々な修習生の方や弁護士の方も予めご理解しておいていただいた方が良いと思います(笑)

弁護士という仕事は思った以上にしんどいものですから、現実は知っていただいた方が良いです。

このように、弁護士としての働きやすさと成長の両面をバランスよく考えると、典型的な事件類型が割合として多めにした方が長く弁護士をやるには望ましいと思います。

なお、事務所経営の安定性の観点からは、典型的な事件類型を数多くやった方が安定します(非典型の事件は時間や工数のコストが読み切れません・・・)ので、その観点からも望ましいとは思います。

ロイハイに入った今は、このバランスが十分に取れているので、成長を実感しつつ働きやすいです。

事務所として成長していこうとする意欲がある事務所を希望されていたのはどうしてでしょうか?

これは弁護士としてのキャリアと関係しています。

弁護士としてある程度経験を積んだ場合、独立、事務所内でのパートナー(又は何らかの役職)、あるいはずっとアソシエイト、はたまたインハウスという選択肢があると思います。

仮に、事務所が成長しない場合、例えばボスとあとは少人数のアソシエイトだけだと、その関係性は事実上固定化されてしまいますよね。

私は、弁護士をずっとやりたいと思っていましたが、独立をするというよりは、事務所に勤めて弁護士としても社会人としても経験、実績を積んでいきたいという考えの人間です。

なので、「自分一人ではできないこと」を実現する事務所であってほしいし、事務所には成長してほしいという気持ちが強くありました。

事務所が成長すると、様々なキャリアや可能性が生まれます。

また、自分が弁護士として事件処理をするだけじゃなくて、自分の力が一助となって事務所が成長している、という実感を得ることができます。

ちなみに、ロイハイの他に内定をいただいた事務所もあったのですが、最終的には、この点が分水嶺になりました。

なんせ、面接の場でボスである代表が、事件処理のこだわりに加えて、事務所の成長や未来をワクワクしながら楽しそうに語るので、「これはきっと成長するんだろうな」と思いました(笑)

いくつかの事務所におられたことがあるとのことですが、特にロイハイについて感じたことはありますか?

やはり、事務所の雰囲気もいいですし、人間関係も良好ですね。

なんというか、私は40代で中途入社だったので、やや不安もないわけではなかったのですが、

和気あいあいとさせていただいています。とても溶け込みやすかったですね。

指揮系統はありますが、上下関係はあんまりない感じのフラットな文化ですね。

いい意味で、あんまり弁護士事務所っぽくないですね(笑)

また、私の就職軸の3つもその通りでしたので、日々充実しています。

あと思ったこととしては、直接代表(田中先生)が「そこにいる」ので、経営や事件処理の在り方などで何を考えておられるのかよく分かりますね。

直で「見れる」ので、お互いに変な誤解も生じないことはとてもよいことだと思います。

「弁護士事務所」として大きくなることを考えておられて、他の別業界に乗り出すとかそういう感じじゃないので、とても安心感があります。

あと、意外だったのは、代表は経営全般を行いながら、事件処理もやってるとこですね(笑)

「マジか・・・めっちゃ忙しいはずなのに(事件処理)やるんだ・・・」って感じでした。

ある程度事務所が大きくなると代表は事件処理をやらないという選択肢もあるはずですが、そうではないところがロイハイっぽいです。

ただ、それでいながら田中先生も他の先生もそこまで残業せずに帰ってるので、それもまた意外でしたね・・・

まあ、私もできる限り早く帰るという仕事のスタイルなんですが。

今後のロイハイの将来についてどう思いますか?

今のロイハイの経営面は、代表がかなりの部分を対応されていましたが、

事務所として更に成長するために、「弁護士ポジション」が設けられました。

詳しくは言えませんが、ロイハイが培ってきた経営的な経験や弁護士としての在り方をそれぞれ「希望や適性のある弁護士」にお伝えすることで

経営や弁護士としての在り方の部分について各弁護士も「事務所貢献」をしていくという方向性ですね。

一言で「経営」といっても幅広いので、それを分割してポジション化していくことになります。

私もロイハイに事務所貢献することで、共に成長することを楽しみにしています。

では、中途入社を希望される弁護士の方へメッセージをどうぞ!

ロイハイでは、楽しく明るく仕事ができます。

和気あいあいとして、事務局も弁護士も過ごしやすさを意識しています。

個人的には、「自分の考えを柔軟に持てる方」の方がロイハイと合う気がしています。

例えば、「前の事務所がこうだったからこう」とか「自分はこう思うからこうだ」と頑なだと、しんどいかもしれませんね。

伸びている事務所にはそれなりの理由があると思います。

ですから、自分のやり方や考え方は一旦措いて、自分をどんどん変化させていく方が良いと思います。

興味を持っていただいた方は是非一緒に楽しく働きましょう!

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