Interview

弁護士 髙木 峻一郎

2024年入社

76期修習生の入所!「修習生」からの採用は数年ぶり。ロイハイは、「長期的な人間関係」と「働きやすい職場づくり」を意識されている事務所なんだと思いました。

職員画像
どのようにしてロイハイのことをご存じになったのですか?

私は大阪弁護士会の就職説明会で参加してロイハイのことを知りました。

私の時代の司法試験の合格発表は9月で、説明会は10月でした。

合格が決まってから就職活動を考え始めましたので、ひまわり求人で様々な情報を探しつつ、大阪弁護士会の就職説明会(ウェブ)が実施されると知ったので、参加させていただきました。

大阪弁護士会の就職説明会は、1週間ほどかけて開催され、その間、様々な事務所が説明会を行います。

当時、ロイハイの説明会には、田中先生と太田先生が参加されておられました。

私自身、色々な事務所の説明会に参加させていただきましたが、お二人の説明会の様子を拝見して、とても「明るくフランク」であるという印象が強く残りました。

私は就職活動において、事務所の雰囲気、弁護士や事務局のコミュニケーションがとりやすいことを重視していましたので、ロイハイに興味を持ちました。

どうして、事務所選びにあたって、事務所の雰囲気や弁護士・事務局とのコミュニケーションを大切にされていたのですか?

私が事務所の雰囲気や弁護士や事務局のコミュニケーションを大切にしていたのは、インターンで教えていただいた弁護士の先生から、

「長期的に働くなら、雰囲気やコミュニケーションがちゃんと取れる事務所がいいよ」と勧めていただいたからでした。

受験生当時の私は、働くということに対するイメージがまだ湧いていなかったので、今振り返ってみても、本当に貴重なご意見でした。

弁護士業は、ある意味「人の不幸事」を仕事にするところがあるので、様々なストレスにさらされます。

時に、事件内容それ自体が辛い、ということもありますし、依頼者の方や相手方とのコミュニケーションが辛いこともあります。

そのようなストレスフルな状況の中で、職場の人間関係まで悪いとか、コミュニケーションが取れないとかになると、ずっと弁護士としてやっていくことは難しいと思っていましたし、そのように聞いていました。

私は弁護士として長く働きたい、と思っていたので、何よりも雰囲気やコミュニケーションを重視していました。

ロイハイの一次面接はどのような感じでしたか?

私の当時のロイハイの一次面接は、小川先生と事務局の方にご担当いただきました。

最近は、状況にもよりますが、弁護士2名で面接をされるようです。

一次面接を受けた感想ですが、ロイハイでは、採用基準が相応に厳しいんだなと感じました。

これは、田中先生のインタビューでも少し言及されているのですが、「本当だったんだ・・・」と思っています。

こういうと怖がらせるといけないので言っておきますが、「圧迫面接」ではありませんので、ご安心ください(笑)

面接の雰囲気自体は和気藹々としていたのですが、純粋に、予期せぬ・用意していない質問や、内容が深く鋭い質問が多々あったイメージです。

私も面接対策として、ある程度「想定質問」に対する「回答」を準備して臨んだのですが、当日その場で考えて回答させていただくことも多かったです。

私なりに一生懸命答えたつもりですが、正直手ごたえを感じきれず、一次面接で「落ちた・・・」と思いましたね。

後日に一次面接の合格の連絡をいただけたときは、とても嬉しかったです。

ロイハイの二次面接はどうでしたか?

ロイハイの二次面接は、代表の田中先生と役員の太田先生でした。

一次面接が厳しい印象を感じたので、二次面接でも何らか予期しない「テスト」でもあるのかと正直身構えておりました。

しかし、実際はテストなどはなく、ほとんど「雑談のようなイメージ」でした(笑)

今はどうかわかりませんが、面接者の方によってやり方を変えておられるようです。

ですので、事務所の採用の基準としては、人柄や価値観を重視し、「合う合わない」を大切にしているのだなと強く感じました。

後々話を聞くと、「長く働いてもらいたい」と考えているために「ミスマッチ」が生じないように配慮しているとのことです。

ちなみに、現在は面接希望者の方へ執務室をお見せすることは多くないのですが、当時は面接室と執務室が近かったため、面接の後、田中先生に執務室を見せていただきました。

執務室では、弁護士と事務局の方が多少雑談していたり、コミュニケーションをとっていることが分かり、事務所の雰囲気がよく分かりました。

皆さんに伝わるかどうかは分かりませんが、執務室のホワイトボードには、「かすたどん(鹿児島の銘菓)の発音はどれが正しいか」という投票(アンケート?)がされており、

弁護士と事務局がこんな感じで仲良く戯れるんだと思いました(笑)

その後まもなく、内定の連絡をいただいた次第です。

内定後、ロイハイの内定を受諾するまでに考えたことはありますか?

実は、ロイハイの他にも複数内定をいただいていました。

当時の私の就職軸としては、コミュニケーションを大切にしていること、マチベンのようにいろいろな法律分野に携われることでした。

ロイハイ以外で他に内定をいただいた事務所でも、その就職軸に合致する事務所はありましたのでかなり悩みました。

そこで、改めて差を考えて整理すると、ロイハイで、特徴的だったのは弁護士同士だけでなく、弁護士と事務局のコミュニケーションもとても大切にしていたことでした。

ロイハイの考えは、弁護士と事務局が上司と部下という関係ではなく、人としては対等であり役割が違うだけということでした。

もちろん、ロイハイも他の会社や事務所でも、組織系統や指揮系統はありますし、組織として成り立つためには組織系統や指揮系統あって当然だと思います。

しかし、お互いの役割を尊重しあえる人間関係や環境があるかどうかはとても大切です。

ですので、弁護士と事務局のコミュニケーションの楽しい様子が感じ取れたことを重視し、ロイハイの内定を受諾して入所させていただきました。

入所後は、入所前とのイメージのギャップはありましたか?

今考えてもイメージギャップはありません。

私の就職軸だったポイントは、思い描いていた通りだと思っています。

強いて1点、思っていたことと違うことを挙げるとすれば、

当時のロイハイでは「修習生」を2名募集されていたので、てっきりロイハイに私以外にもうひとりは同じ修習期の弁護士が入所されるものだと思いこんでいました。

しかし、私と同修習期の弁護士はおらず、その代わりといっては何ですが、私が入所する2か月前に、10年以上の弁護士経験のある先生が入所されておられました。

ある意味「同期」と言えば(ほぼ)「同期」なのかもしれませんが、私の考えていた「同期(同じ修習期)」とは違いましたね(笑)

入所する少し前に、ロイハイの先輩弁護士の方々と食事会に一緒にさせていただいたのですが、その時に修習生で内定を出したのが私一人だったとお聞きして驚きました。

田中先生は「髙木先生とか他の修習生の方を面接している時期に、中途の先生が複数来ることが決まっちゃったから、やむなく修習生への内定は髙木先生以外は出せなかったんだよね。同期と一緒に仕事させてあげられなくてごめんね」と仰ってました。

ちなみに、それ以降、田中先生はロイハイHPの求人票に中途の先生が決まったら修習生から採用しない可能性があることを記載するようにしたそうです(申し訳ないです・・笑)。

ただ、そもそも就職説明会でも田中先生は、ロイハイでは「合う人がいなければ採用しない」ことや「2名定員」だとしても「2名必ず採用するわけではない」ことは仰っていましたから、まあギャップとまでは言えないですけどね。

修習同期が居れば悩み等も共有しやすかったのかもしれませんが、非常に頼りがいがある先生がすぐ近くにおられるので、結局、あまり思い悩まず仕事をすることが出来ていると感じています。

入所してから1年半ほど経ちますが、どんな事件を経験されましたか?

男女トラブル(離婚や慰謝料など)、刑事事件、債務整理、交通事故ですね。

これは、田中先生が「基本事件」と定義づけをされたものですね。

私の時の教育スケジュールは今の77期の修習生のものとは少々違いますが、

若手弁護士がまず取り組むのは、この4つの分野になると思います。

入所して1年半が経ちますが、これだけでもまだまだ習得+実践中です。

基本分野と言えど奥が深いですし、学ぶべきことがたくさんあります。

教育スケジュールは、事務所の保有事件などの都合によって、取り組む順番に前後はあるようなのですが、

私の時には債務整理を学ぶことから始まりました。

田中先生の考え方として、債務整理や交通事故は、男女トラブルや刑事事件に比べて必要なインプット量がかなりあるので、

どこかまとまった時間をとってインプットを行い、実務でアウトプットした方が成長が早いと考えておられます。

田中先生の弁護士キャリアも債務整理の勉強から始まったとお聞きしました。

私の入所するタイミングでは、債務整理の案件がたまたま多かったので、債務整理のインプットから始まりました。

入所後2か月ほどは債務整理(任意整理・自己破産・個人再生)のインプットとアウトプットを行いつつ、

先輩弁護士と共同受任した刑事事件の示談交渉、慰謝料や離婚事件の交渉・調停業務を行い、

その後徐々に一人で初回法律相談に入るようになり、一人でも男女トラブル、刑事事件、債務整理を担当し始めるようになりました。

分からないときに先輩弁護士が隣にいるので、自分で調べつつもどんどん質問をさせていただきました。

また、交通事件の受任を増やしていくというタイミングで、交通事件の面談が始まり、徐々に事件処理に携わるようになりました。

この1年半はあっという間でしたが、非常に充実した時間を過ごしています。

兄弁、姉弁の席も隣同士だったりするので、気軽に質問をさせていただいたり、事務局の方とも密接にコミュニケーションを取らせていただいています。

ちなみに、ロイハイは関西ノリが強いですか?関西ノリに対応できないとやっていけませんか?(笑)

求人票には「元お笑い芸人によるコミュニケーションセミナー」というのも記載されていましたし、

ロイハイは「大阪発」「地域密着」の事務所なので、

「関西出身じゃないと採用されないのではないか?」とか、「関西ノリ(ボケ・ツッコミ)ができないとついていけないのではないか?」と心配になられる方もおられるかもしれません。

(私が修習生でロイハイに応募したときは、ちょっと心配してました。)

私は関東の生まれで、関東で過ごした時期も長かったのですが、断言します。

関西出身じゃなくて大丈夫です。

「ボケとツッコミ」も求められません。

普通にストイックに事件処理に集中できます。

多少の関西ノリはありますが、それは事務所の雰囲気を良くするための配慮の範囲だと思いますし、私程度のごく普通のコミュ力があれば楽しく過ごせます。

田中先生も太田先生もお二人とも「関西人」ですが、コミュニケーションを大切にしておられるだけで、他のエリアを排斥しておられるわけではありません(笑)

所属される弁護士の方も、自らよく話す方もおられれば、聞くタイプの方もおられますので、むしろ人を受け入れる「懐は広く、深い」と思っています。

豊田先生のインタビューでも言及されてますが、ロイハイには、本当にいろんなタイプの方がおられますよ。

事務所選びの軸として、事務所の成長性については挙げられていなかったようなのですが、何か理由はありますか?

当時の私は修習生だったので、まずは「一人前の弁護士」になることが大切だと思っていました。

また「働く」ということがどういうことなのかイメージが十分に湧いていないところもありました。

ですから、「事務所の成長性」までは考えが及んでいなかった、ということが大きな理由だと思います。

事務所によっては、手堅く今の規模感のまま、人員や設備も増やさずに手の届く範囲で仕事をしているところもあると思いますし、他方でロイハイのように成長しているところもあると思います。

もっとも、弁護士として1年半ロイハイで働いたことで、「事務所の成長性」というのも働くにあたっては大切なことだと思うようになりました。

私が初めてロイハイで面接を受けたときには、ロイハイの難波オフィス(本社)はそのビルの4階部分しかありませんでしたし、4階に執務室と面談スペースがありました。

しかし、私が入所する頃には、4階だけでなく3階も面談スぺースができていました。

それに、岸和田オフィスもできていたり、先輩弁護士や事務局も増えていました。

入所後は、大阪オフィス(梅田にあります。)もできたり、今は東京にオフィスができたり、業務分野も徐々に拡大しています。

加えて、今は、教育体制や事務所としての仕組みもブラッシュアップされていっています。

経験のある弁護士や事務局も中途入所で入所され、私も非常に刺激になっています。

このように事務所としてどんどんレベルアップしていく姿を目の前で見ることができます。

(とはいえ、ロイハイは成長スピードは早いものの、固定残業時間内でちゃんと帰宅できていますし、過度に残業しすぎることもなく事件処理負担が重すぎるということもありません。)

私もその「成長の一員」としてかかわっている感覚を得られることが嬉しいです。

これは、まだまだ発展途上にある、成長しようとする事務所に就職することの醍醐味だと思います。

修習生の頃はそこまで意識しなかったところなのですが、「事務所の成長性」もロイハイの魅力の一つだと思っています。

また、後でも言いますが、「事務所の成長」を目指しながら「質実剛健」であろうとする姿勢も私が好きなロイハイのポイントですね。

今後、どんな弁護士を目指していきたいですか?

1年半弁護士をやりましたが、まだまだ自分の可能性を模索している段階です。

目の前にある自分の担当する事件をしっかりこなしていくことが大切だと思っています。

無理に背伸びするのではなく、着実に一歩ずつ前に進んでいきたいです。

そうすれば、いろんな法律分野や法律分野に限らず、様々な実力をもつ弁護士になれると思っています。

個人的には、相続分野や労務、中小企業の法務などの法律分野にも幅広く携わっていきたいです。

私はロイハイの「質実剛健」という姿勢が好きです。

事務所が急激に成長すると、その事務所の成長に、「弁護士としての実力」が追い付かないということもあるため、

ロイハイでは「依頼を受ける能力」のみならず、「事件処理能力」や「人間力」をしっかり磨きましょう、という姿勢です。

私は、目の前のお客様を大切にして適切に事件処理を行うことを志して、弁護士になりました。

ですから、私としては「目の前にある事件」をしっかりこなしていく、という昔ながらのマチベンの精神を持って、弁護士として一歩ずつ着実に成長を続けていきたいと思います。

修習生の方へメッセージをどうぞ!

多くの修習生の方は、「社会人経験」がないまま司法試験に合格して就職される方が多いのではないでしょうか。

「社会人経験」がないと、どうしても「働く」ということがどういうことなのかイメージがつかないでしょう。

私も皆さんと同じでした。

ただ昔にお世話になったインターン先の先生からお聞きした内容や実際にロイハイで働いてみてしみじみ思うのは、

「永く働く、永く弁護士として活躍する」ためには、「仕事をしやすい環境」が整っていることが何よりも大切だということです。

そして、「仕事をしやすい環境」かどうかは、「設備や規模」「報酬や待遇」ももちろん大切だと思うのですが、それ以上に「職場の人間関係」は非常に大切な要素であり、

また「その職場の価値観や雰囲気」に合致するかは大切な要素だと思います。

たとえその事務所がどんなに設備が整っていて、どれだけ規模が大きくとも、人間関係が悪くてその職場を辞めたら意味がなくなってしまいます。

また、たとえ報酬や待遇がどれだけ良くても、人間関係が悪くて辞めてしまったら、それらを得られるのは一時的なものに終わってしまいます。

早期に退職してしまうなら、弁護士としての経験も十分に積むことはできません。

弁護士になりたての時期に、事件処理の進め方やその事務所のルールが分からない時期は必ずあります。

ですから、そんなときに「気軽に」質問できる、質問しやすい人間関係や雰囲気があることはとても大切です。

ロイハイには若手の先生もおられますが、10年以上の先輩弁護士も複数在籍しておられ、皆さん得意分野をお持ちです。

ですから、非常に頼りにさせていただいております。

もし、皆様の中に、弁護士としてずっと永くやっていきたい、着実に成長していきたい、と思われる方がおられたら、是非一度、ロイハイへ応募してみてください。

皆様と一緒に仕事ができることを楽しみにしております。

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