Interview
弁護士 77期弁護士(谷本先生・山岡先生・丸山先生)
2025年入社
77期の弁護士が3名同時入所!ロイハイへの志望理由などを赤裸々に対話形式でインタビュー!

皆さんはどのようにして事務所を探してたんですか?
(三人)大阪弁護士会の就職説明会ですね。
(田中)そうなんですね。大阪弁護士の就職説明会の前に、ある程度、どの事務所の説明を聞くのか「あたり」を付けてたんですか?
(谷本・山岡)いえ、あたりとかは全くつけてなくて、自分たちの空いている時間に合う事務所の説明会を聞く、という感じでした(笑)
(田中)じゃあ、うちの説明を聞いていたのはたまたま??(笑)
(谷本・山岡)・・たまたまです(笑)
(田中)となると、うちの説明聞いてなかったら、ここにおらんかったかもね(笑)
(谷本・山岡)ですね!(笑)ラッキーでした!
(田中)ちなみに、丸山先生はどうなの?
(丸山)私はある程度「自分に合う」と思った事務所を中心に情報収集していました。ロイハイは事前資料でちゃんと知りたい内容が盛りだくさん書かれていたので、興味をもっていました。
(田中)ほらほら、これですよこれ(笑)これが望んでた回答ですよ(笑)
(谷本・山岡)笑
(田中)ちなみに、就職説明会のうちの説明で印象に残ったことあります?
(谷本)ちょっと記憶が薄れてて・・・(笑)
(田中)おい(笑)
(三人)一番印象に残っていることは,田中先生が情熱的にしゃべくり倒してたことですね(笑)
(田中)なるほどね。内容じゃなくてってことね?
(三人)あとは、太田先生とか他の先生との関係性が仲よさそうなところがよかったです。
(田中)あ、うん、だから内容じゃなくてね?
(丸山)ただ、あそこまで何も見ずに話し続ける先生は、なかなかおられないのでインパクト大でした!
(田中)ありがとう(笑)

みなさんの事務所選びの軸はなんでしたか?(谷本先生)
(谷本)私は堺出身なので、地元の堺で働きたいと思っていたこと、女性弁護士がおられること、中規模以上の事務所であること、永く働きやすいことでした。
(田中)なるほどね。ちなみに、その条件を満たすのって、うち以外にあったんかな?
(谷本)いやほぼなかったです。なので、ほぼ一択でした(笑)
(田中)だとしたら、うちのこと、もっと興味持っておいてくれよ(笑)
(谷本)(笑)でも、いざ面接を受けるとなってからは、「絶対に受かりたい!」と思ったので、めちゃくちゃ準備しました(笑)
(田中)そうなのね。ちなみに、どうしてその軸だったの?堺は地元だから分かるけど。
(谷本)そうですね。男性弁護士も女性弁護士もおられる事務所の方が安心感がありました。一方の性別にだけに偏ってしまうよりも、両性いた方がいろんな意見が聞けると思ったからです。あと、中規模以上というのは、もし小規模な場合に万が一そこでの人間関係が自分に合わなかったら辛い、と思ったので、ある程度人数がおられた方が良いと思ったからです。この点、ロイハイはこれらの条件を全て満たしていて、永く働ける環境を目指しているとのことでしたので、とても魅力的でした。
(田中)なるほどね。
(谷本)他にも、雇用契約で働くのに安心感があるところとか、確定申告しなくてもいいとかもブログで先生が丁寧に書いてくださっていて誠実に書いていただいているところも嬉しかったです。あとは、ロイハイで既に働いている先輩の先生の友人が私の共通の友人でして、「ロイハイいいよ」「成長できるよ」って教えてくれたからです。
(田中)そうなんやね。この業界はどこでつながってるか分からんね(笑)いや~もし、今いてくれる先生が「ロイハイやめとけ」とか言ってたらやばかったな(笑)
(谷本)ははは(笑)ちなみに、ロイハイ以外の事務所のことで、ここってどうなの??と聞いたこともあるんですが、「弁護士として成長したいならここには来ない方がいいよ」とか言われたこともあって、ロイハイはそれとは対照的な意見でしたので安心しました。やっぱり中にいる人がどう思っているのかは大事ですね。
(田中)せやね。ふんどし締めて頑張ります(笑)

みなさんの事務所選びの軸はなんでしたか?(丸山先生)
(田中)ちなみに、丸山先生の就職の軸は何だったの?
(丸山)私は、一般民事、刑事、企業法務を幅広くやっている事務所がよかったです。事務所によっては、一般民事だけで刑事をやらないとか、国選を好きにやっていいよ、ぐらいで事務所として刑事事件に取り組んでいかなったりとか、あるいは刑事事件だけで民事はやってなかったりとか、企業法務だけで一般民事も刑事もやらないという事務所もありました。私としては、一般民事などだけではなく、少年事件や刑事事件もしっかり取り組んでいる事務所に行きたいと思っていました。
(田中)そうなんやね。うちは今言った全部やるからね。刑事事件も相応に力入れてやってるし。
(丸山)そうなんです。あとは、一言で言うと、「雰囲気」ですね。自分はあまり「堅い雰囲気は苦手」だったので、代表が若くて、活気があって、勢いがある事務所がいいと思ってました。説明会で弁護士同士の仲がよかったし,代表の先生がこういう雰囲気なら、きっと大丈夫だろう、と思いました。
(田中)なるほど。確かに,丸山先生は明るく楽しくやりたいタイプだから,黙って仕事し続けるのはちょっと向いてないかもね(笑)
(丸山)そうなんです(笑)一度,企業法務系の事務所の面接も行かせていただいたのですが,ちょっと自分には・・・と思いました・・・
(田中)相性ってあるからね。自分に合うところを探すのが大切だからね。
(田中)ちなみに他に理由はなかったの?
(丸山)いくつかありまして,中規模以上の事務所が良かったです。その理由は,谷本先生と同じですね。人間関係が合わなかったら続かないので。あとは、少人数すぎて少ない先輩弁護士からしか事件処理を学べないとなると,幅が狭くならないか不安だったからです。
(田中)そうなんですね。逆に,大規模なところはどうなの?
(丸山)規模が大きくなりすぎると,代表や上の先生らとの距離が遠くなってしまうことが多いと思ったからですね。身近でどんな思いで弁護士をやっているのかとか,弁護士としての在り方や経営的な考え方に触れたいと思っていました。
(田中)確かに,そもそも大阪が本社で,他のエリアに支店があって代表が近くにいるって事務所は少ないかもね。丸山先生、僕とめっちゃ席も近いもんね。あと、丸山先生は面接のときにうちを選んだ理由として、「同期がいるから」って言ってなかった?あれ、めっちゃ印象に残ってるねん。他の面接者でそれを言ったの一人もおらんかったから(笑)
(丸山)そうなんですね(笑)同期と一緒に働けた方が切磋琢磨できるし,同じ境遇にあるから支えあえるかなと思って。
(田中)そうやね。いや~よかったよ。77期3人採用することになって。丸山先生が面接でそう言った時に,僕、心の中で「説明会で説明してる通り、確かに複数人募集はしてるけど、必ずしもその人数採用するとは限らんねんけどな。合わんと思ったら誰も採用しない気持ちで採用活動やってて、実際、髙木先生の例もあるし。。。(※髙木先生のインタビュー参照。)」って思ってたもん(笑)
(丸山)わかってます(笑)わかってます(笑)もちろん、定員人数必ず採用するというわけじゃないことは分かってたんですけど,「もしかしたら同期がいるかも」と思うだけでも一つのプラスの材料でした(笑)。ちなみに、同期の有無は、ロイハイを選んだ主たる理由ではないですから(笑)
(田中)ちなみに、同期がいる事務所ってあんまりないんかな?
(丸山)もちろん、全国規模の法律事務所だと同期はいるのが当たり前かもしれないんですけど、「マチベン」で「中規模」だとあまり同期がいる事務所はないと思います。あと、ロイハイは同期の距離が近いですね。
(田中)そうなんやね。いやいや、よかったよ。まあ、同期同士で近くで仕事してるしね。
(丸山)あとは、豊田先生とか、大学や大学院の先輩がおられたことも安心材料でした。関西拠点にしていて、大阪好き、というところも好きです。
(田中)わかるわかる。先輩が同じ大学とか大学院ってだけでもちょっと安心感あるよね。うちは、大阪好きで言うなら、どこにも負けないぐらいの気持ちやからね。「難波(ナンバ) is NO1(ナンバーワン)」やと思ってるから(笑)
(丸山)ダジャレ(笑)

みなさんの事務所選びの軸はなんでしたか?(山岡先生)
(田中)じゃあ最後は、山岡先生に聞きましょか。
(山岡)私は、マチベンがいいと思ってまして、企業法務だけではない事務所を探していました。あとは、神戸、大阪で活動できる事務所ですね。
また、「働きやすさ」をとても大事にしていました。
(田中)そうなんですね。谷本先生と丸山先生のミックス感のある理由ですね。ちなみに、その条件だとこれまた、うち以外にそんな事務所ありますかね?
(山岡)いや、実はほとんどなかったです(笑)
(田中)ですよね。限られちゃうよね。ちなみに、「働きやすさ」を大切にしていたのは社会人経験からくるところもある?
(山岡)大いにありますね(笑)私は、10年以上の社会人経験を経てから弁護士になっているので、働く環境の大切さは身に染みて分かります。
例えばですが、前職でものすごい残業で、100時間とかをしてたんです。
(田中)それはやばいな(笑)
(山岡)やばかったです(笑)
なので、せめて人間関係の良さとか、なんかあった時に声を掛け合うとか、そういうことを就職の軸に置いていました。
(田中)実際、ロイハイ入ってからどう?
(山岡)残業してたら「大丈夫?はよ帰りや」と先輩の先生方が声をかけてくれるのでありがたいです(笑)
(田中)その話聞くと、ほんとよかったよ(笑)ちなみに、山岡先生は、事務所の規模とかはあまり考えていなかったの?
(山岡)はい。私は、事務所の規模よりも働きやすさを大切にしていました。
あとは、私と同じく社会人経験のある先生がおられる法律事務所を受けたりしましたね。同じ立場にあるので共感するところがあるかと思いまして。
ですから、小規模な事務所も受けていました。
(田中)そうなんだね。うちも何人か社会人経験のある先生はいるけど、修習生で社会人経験があるのは、山岡先生がはじめてかも。
(山岡)ありがとうございます。
(田中)ちなみに、働きやすさ、という観点から、ロイハイについて魅力的に思ったことはある?
(山岡)そうですね。労務管理が必要となる雇用契約であることとか、代表、つまりトップの働きやすさに対する考えが、これでもかぐらいにブログに書かれていましたし、実際に面接でお話も聞かせていただいていますので、とても安心感がありました。あとは、勝ち目のない案件の依頼はその旨をちゃんとお客様に説明して受けないようにするとか。効率を大切にするとともに、お客様に損をさせないように配慮しつつ、無理筋な事件を受けないことで働く弁護士を守る、という考えですね。
(田中)ありがとうございます。ちなみに、さっき他の事務所も受けていたという教えてもらったけど、どうしてロイハイを選んだの?
(山岡)ロイハイが自分に一番合うと思っていて、これ以上の事務所がないと思ったからですね。ロイハイの内定をもらった時点で求職活動はやめました。
(田中)いや~それは、経営者冥利に尽きますね。ありがとうございます。みんなの話を聞いてると思うんだけど、みんなあんまりたくさんの事務所を受けまくるみたいなことをしてないんよね。自分の求める条件や相性を大切にしていたことが分かるね。

ロイハイの一次面接・二次面接はどうでしたか?【合う・合わない】ってなんだろうね?
(田中)まあ、どんな質問されたかとか書きすぎちゃうと対策されちゃって面白くないから、具体的には言わなくていいんだけど。うちの面接で雰囲気とか感じたこととか。そういうのを教えてもらえれば。
(谷本)私は「絶対に受かりたい」と思っていたので、想定Q&Aとかめちゃくちゃ準備して面接に臨みました。とても頑張りました。面接は、いろんなことを聞かれましたが、話を広げていただいた感じでとても話しやすかったです。面接が終わって気づいたら一杯しゃべったな、という感じでした(笑)手ごたえは分からなかったですが、終わった後はとてもすっきりしました。
(丸山)私は、自分なりに最低限の準備だけして、あとはそのままの自分で行きました。無理に自分をつくっても入った後がしんどいと思っていたからです。ありのままに勝負して、あとは合うか合わないかは先生方に決めていただこうと思っていました。実際の面接はとても話しやすかったことを覚えています。
(山岡)私は「好きなプロテインはなんですか?」と聞かれました(笑)履歴書に筋トレが趣味と書いていたからだと思うのですが、好きなプロテインを面接で聞かれたのは人生で初めてでした。
(全員)笑笑笑
(田中)まあ、みんなそれぞれ面接スタイルは微妙に変えたんだけど、「話しやすかった」なら何よりでした。あと印象に残ってることある?
(三人)内定の結果が出るのがめちゃくちゃ早かったです。
(田中)そうそう。ありがたいことに思ったより多くの方にご応募いただいていて、当時は採用活動かなり大変だったんですよね。
だからもう年内に採用活動おしまいにしようぐらいの感じで採否を決めてやってて。
それにみんな早く結果が分かった方がいいしね。
受かってたら後は内定受けるかどうかだし、ダメだったら次を探さないといけないわけだから。
せっかく応募してくれたわけだから、皆さんのそういう事情を考えてできるだけ早めに結果を出すようにしてるんですよね。
ただ、並行して採用活動をやっている時期はどうしてもすぐに結果を出せないこともあるから、このインタビュー読んでる方はそれはご理解ください(笑)
結果発表が遅いからダメ、という話ではないので。いろんな方にご応募いただいて、お会いできることを僕も楽しみにしてますから。
あと、志望理由はみんな重なるところもあったけど、十人十色でそれぞれの理由があるね。
ちなみに、【合う・合わない】がうちの採用基準なんだけど、それって言語化が難しくて、感覚的なところを含むんだよね。
面接でもなんでも準備は大切で、全く準備をしないのはダメなんだけど、価値観とか考え方とか雰囲気とかは日々の心掛けが物を言うのでそう簡単に準備できるものではないからね。
個人的には、みなさんの「良いところ」が見つけられるような面接を目指しています。

実際、入所してからの仕事はどうですか?イメージのギャップなどがあれば教えてください。
(田中)入ってもらってから半年以上経つけど、仕事はどう?入所前と後とのギャップがあれば教えてください。
(全員)入所前と後とのギャップはありませんね。
(田中)あら、そう?別に忖度せずに遠慮なく言ってもらっていいだけど(笑)ちなみに、ギャップを生まないように、入所前にHPやブログ、面接などで伝えるべきことはかなり伝えるようにしてるから、ギャップがほぼ生まれないんだよね。ギャップが大きければ大きいほど、永く働けないからね。
(丸山)強いて言うなら、それなりに早い段階で一人で法律相談や事件処理を任せてもらえるようになったことですね。確か入所後1~2か月ぐらいだったかな。入所直後は、研修やマニュアルでインプットしつつ、先輩弁護士と一緒に法律相談や細切れの事件処理をさせてもらってましたし、内容によっては今も先輩弁護士と一緒に対応させていただいてますけど。多分ですけど他のどこの事務所よりも早いぐらいのペースかもしれないです(笑)事前に成長進度に応じて早い段階で任せていくよ、とは伝えてもらってはいたものの、想定していた以上に早かったです(笑)
(田中)まあ、それだけみんなの成長進度が早かった、ということで誇りに思っていただければ(笑)でも、そこはちょっとスパルタ感あるかもね(笑)
(谷本)ただ、早い段階で任せてもらうことは理に適っていて、例えば先輩弁護士と一緒に法律相談に入ったり、ずっと共同して事件処理をしていると、「一人でやらなければならない」という緊張感が薄れてしまって、成長につながらないということもあると思います。別の事務所にいる同期と話をするとまだ一人で法律相談に入ったこともないので、意識が薄れるという話も聞きました。一人での法律相談が入るとなると、自分でも過不足なく説明できるように必死になって準備しますし、もし法律相談をやってみて上手くいかないことがあったら先輩弁護士に質問したり、自分なりに改善をしようと思うので間違いなく成長につながってます。
(田中)そうそう。おっしゃる通りでね。結局、「一人で責任をもってやる」という場が与えられなければ、いつまでたっても精神の成長は見られないし法律相談や事件処理の自信もつかないんだよね。確かに、先輩弁護士と一緒にやると安心感もあるんだけど、逆に事前に自分で十分にリサーチをしなかったりとか、お客さんにどういう風に説明しようとか、そういうことを考えなくなるんだよね。だから、ある程度早い段階で「一人で責任をもってやることの大切さ」を感じてほしいから、そういう教育方針にしてますね。みんな初めはちょっとびっくりするんだけど(笑)
(丸山・谷本)びっくりしました(笑)
(田中)ははは(笑)でも、「一人前の弁護士」になるなら、最終的には一人で対応できなければならないわけで、それを「早めに経験するか、先延ばしにするか」だけの差でしかないから、早めに経験した方が「伸び」が早いのよ。でも、ほったらかしにするわけじゃなくて、すぐに相談できる先輩弁護士がいてカバーリングできるから、緊張感をもちつつも、なんかあっても大丈夫という一定の安心感のもとでのびのびと仕事してもらうよう心がけてますね。ただ、法人破産とか初学者には難しすぎる案件については一人で入らないように配慮するようにしてます。いきなりやるには、身につけなければならない知識量が多すぎて前日に勉強するぐらいでは到底足りないからね。
(谷本)そうなんです。あとは先輩弁護士に質問させていただくときに、自分の中で質問の内容をまとめられるだけの知識がないこともあって、何がポイントなのかも十分にできていないこともあるんですが、とりあえず「どうしたらいいですか?」と質問をさせていただくと、ポイントをまとめてくれてどうすればよいか教えて下さるのでとてもありがたいです。
(田中)確かに初学者のうちはインプット量が足りていないので質問をするにも自分が何を分かっていないのかもわからないよね。だから純粋に「どうしよう?」「どう進めたらいいか分からない」となっちゃう。先輩弁護士は既に経験も十分にしているので、何がポイントで何が問題になりうるのかが分かるのでパッと答えられるし、「どう進めればよいか」も分かるんだよね。
(谷本)弁護士や事務局との間についたてやパーテーションもないので質問しやすいです。ちょっとわからないなあと悩んでもじもじしていたら、兄弁・姉弁が話しかけてくれます(笑)
(田中)それはよかったです(笑)
(山岡)私は社会人経験が長かった分、年齢的な観点で、弁護士として活動できる期間が短いということを気にしていました。ロイハイの面接時にもお伝えしており、それがロイハイを志望した理由の一つでもありました(さっき言うの忘れてました。)。ですから、早めに成長させてもらえる機会を与えてくれるのはとてもありがたいです。まあ、必死ですけど(笑)
(田中)嬉しい意見ですね。でも、なんだかんだでみんな「やってみたら」ついてこれたでしょ?(笑)まずは「やってみる」もんですよ(笑)
(全員)はい・・(笑)頑張ってます(笑)
(田中)3人を見てると、同期で支えあって頑張ってるのが見えるからいいよね。これからも同期入社させてあげられるようたくさんの弁護士や修習生の方にまずはロイハイを知ってもらえるようを頑張ろうと思います。知ってもらったうえで、あとはお互いが「合うかどうか」だからね。

それぞれ仕事のやりがいはどうですか?
(田中)ところで、実際弁護士としてのやりがいはどうですか?皆には、今特に「基本事件」と僕が呼んでる類型に取り組んでいただいてますが。
(丸山)私はもともと刑事事件や少年事件に興味があったので、積極的に事務所の事件に取り組ませていただいてます。身柄事件は特にやりがいがありますね。どうしても時間がない中での弁護活動になるので、示談活動も在宅事件に比べてかなり急ぎますし、必要に応じて被害者の方にも直接会ったりすることもありました。非常にスリリングですが、勾留が却下されたり勾留満期までに示談が成立して釈放されて不起訴になると、依頼者の方やご家族の方からめちゃくちゃ感謝していただけます。刑事事件の依頼者やご家族の方は非常に不安な中で過ごされているので、ほっとされる瞬間に立ち会うのがめっちゃ嬉しいですね。
(田中)それは刑事事件の大きなやりがいの一つよね。多くの事件は起訴されるまでに不起訴にしてもらえるかどうかが勝負やし、タイムリミットがある中での弁護活動は緊張もするけど弁護士としては強いやりがいを感じられる瞬間ですよね。入所当時の苦労はあった?
(丸山)はじめは依頼者の方や家族の方とコミュニケーションをとることも緊張しました。しかし、必死で弁護活動をして精一杯やっているうちにこちらの熱意が依頼者や家族の方に伝わって、先生にやってもらってよかったと言ってもらうことが増えるうちに慣れていきました。何事も経験ですね。
(田中)そうそう。若手のうちは、知識経験よりも「熱意と行動量」ですよ。知識経験は、事務所の先輩らが既に持っているから、それを聞いて行動することである程度カバーしながら、熱意と行動量でいい成果を出す、みたいな。熱意があってしっかり行動していれば、同じ人間なので依頼者の方も分かってくれますし、いい結果がでることも多いからね。
(谷本)私も家事事件、少年事件や刑事事件に興味があったので、依頼者の方から感謝していただけるのは嬉しいです。初めは依頼者の方も不安なので、不安のぶつけどころとして私に色々おっしゃられることもあったんですが、最後は「先生に頼んで本当によかったです」と言っていただけたりとか。そうすると、途中は私もしんどいんですけど、疲れも吹っ飛ぶと言いますか。私もやってよかったって思います。
(田中)わかるわかる。依頼者の方は、多かれ少なかれみんな不安なんだよね。依頼した後ですら、依頼者の方によってはちゃんとこちらが仕事を進めてくれるかどうか確認したりとかね。弁護士は、そうした依頼者の気持ちも理解してあげないといけないよね。不安のぶつけどころが弁護士にしかないということもあるからね。でもこっちが一生懸命やってるとほとんどの方は分かってくれるからね。初めは、不安から不満をおっしゃった依頼者の方も、事件が終わった時にはめっちゃ感謝してくれたりとかね。んで、そういう人ほど、また何かあったときにリピートで依頼してくれたりとかね。弁護士冥利に尽きるよ。
(谷本)あとは慰謝料を減額側の弁護活動をした場合に、悪いのは悪いんだけど、メンタル面をケアするようにお伝えしたりとか、無茶な金額が相場以下に下がったりするとやりがいを感じますね。最近は、交通事故の過失割合で求めていた案件が判例タイムズでリサーチして反論したら難しい案件だったんですが、過失割合が依頼者に有利に修正されたりとか。これは姉弁の豊田先生にアドバイスをいただきました。
(田中)どんな事件にもそれぞれの事件ごとのやりがいがあるよね。それを見つけていくのも弁護士の楽しみですね。
(山岡)私も基本事件を中心に対応しています。私は新しい類型の事件を担当したら、いろいろ調べものを沢山やって頭に入れながら処理するようにしていますね。その分ちょっと処理に時間がかかることもあるのですが、成長している実感を感じます。それに、基本事件が今はメインとはいえ、ちょこちょこそれ以外の「一般事件」も先輩の先生と一緒に担当させていただくこともあるので経験を詰めて嬉しいです。
(田中)そうだね。僕とも一緒に企業系の事件やったりもしてるもんね(笑)。あの事件やるのに書籍3冊分ぐらい該当箇所読んでくれてリサーチしてくれたもんね。
(山岡)修習中も見たことがない内容だったので、非常に勉強になりました。その分野では、賃貸借契約と同じような発想が使われているのは意外でした。
(田中)基本事件以外の類型は、事件の難易度を見ながら、先輩弁護士と一緒に取り組んでいただくようにしてます。そういう事件の場合には判例リサーチや書籍、文献のリサーチに時間がかかるし、法律構成や要件事実も問題になるから、なんというか弁護士の「法律の専門家」としての側面が色濃く出て、それはそれで面白いよね。法律構成や要件事実にさして迷いがない案件については、「交渉人(ネゴシエーター)」の側面が強いから、弁護士って一言で言っても、様々な能力や側面が必要になるんですよね。
(谷本)そうなんです。リサーチをがっつりやってると、なんか(法律の専門家としての)「弁護士やってるわ~」って実感がします(笑)
(田中)そうそう(笑)わかるわかる。

初めはここが難しいってありましたか?
(丸山)入所してから3か月ほどは、依頼者の方とのコミュニケーションで悩みました。もちろん今も悩むところはあるのですが、かなり慣れてきました。具体的には、依頼者の方への説得ですね。どうしても、法的な観点からの「相場」や「妥当な結論」というのを理解していただきたいときに、依頼者の方も頭では分かっても感情的に納得できないということがあるんですね。その時にどのようにお話を聞いていただくか、ご納得いただくか、というのは特に悩みました。
(田中)依頼者の方への説得については慣れもするし対応のレベルも上がっていくから、「こう説明しよう」というのはできてくるんだよね。ただ、最後に物を言うのは、「人間力」だと思いますね。法的な話をするだけなら、別にその分野に慣れた弁護士ならだれでもできるんだけど、感情的なケア、納得感を得て、しかも感謝までしてもらうレベルまで成長したいなら、最後は「人間力」です。ここを手助けてくれる要素の要素として、熱意と行動量もあります。他にも沢山ありますが、普段から言ってるのは弁護士は「忍耐」と「根気強さ」も必要ですね。一人で問題を抱えこんでストレスを抱えすぎてもいけないんだけど、依頼者の方が納得してくれないとすぐに諦めるのも違うからね。こういうときは先輩に相談して適切な対処方法を教えてもらいながら、根気強く、忍耐強く対処することが大切です。
(谷本)当初は電話に対する苦手意識もありましたが、どんどんかけているうちに克服しました。
(田中)何事も慣れですね(笑)
(丸山)事件をはじめから最後まで一人で一貫して担当すると、「終わり」が見えるので自信がついていきましたね。初めは、「終わり」が見えないからどのような結末を迎えるのかを「情報」としては持っていても「実感」として持っているわけではないので、緊張しましたね。
(田中)そうそう。最初から最後までやる、っていう経験が大事なのよ。これ、うちに転職希望でお越しになる弁護士の先生もおっしゃったことがあるんだけど、事務所を転々とすると、最後までやらずに次の事務所に行くから、結末がどうなったか分からないので経験を積んだ実感が湧かないって悩みがあるんだよね。それはその通りで、「終わった」「終わらせた」ってのが大事なのよ。事務所によっては、分担制をしいていて、法律相談と処理担当の弁護士が分かれていたり、処理担当の中でも役割が違ったりすることもあるようだから、「終わらせた実感」が湧きにくいこともあるね。だから、うちは「一貫対応」を原則としていますね。
(山岡)そうですね。やはり、最初は、何をするにも心臓バクバクでしたね。例えば法律相談もそうですし、事件処理もそうですね。法律相談の場合には、面談前に一定のヒヤリングがあるので、しっかり事前に調べてできる限り答えられるように準備するようにしていました。また事件処理も初めてやる案件はしっかり調査してましたね。ただ、ロイハイの場合、まずは基本事件を何件も何件も繰り返してやる方針です。つまり、基礎力養成のため「千本ノック」のようにやることを推奨されているのですが、まさにその通りで、千本ノックをすることによる習熟と安心感が出てきましたね。
(田中)さすが。筋トレが趣味なだけあるコメントですね(笑)「千本ノック」は大切でして、スポーツでも勉強でも仕事でも、「基本」が一番大事です。基本をやれば、土台がしっかりして、全体が成長していくからね。「繰り返す」ということで体に「型」を覚えこませるのよ。交渉方法も書面も。あとはそれを事案に応じて使い分けるだけ。本当に慣れて極めてくると、「頭使わなくても口と手だけで仕事できる」ようになるから(笑)冗談みたいな表現だけど、これが一番しっくりくる表現なのよ。弁護士やってて分かる人には分かると思うけど。

休みはちゃんと取れてますか?プライベートと仕事の切り替えはどうしてますか?
(三人)ちゃんと週2日休み取れてます!
(田中)それは良かったです。ちなみに休みの日は何してるの?
(丸山)友人と少人数でDJをやったりしてます。
(谷本)公園を散歩したりとかしてます。たまに勉強がてら弁護士会の図書館に行くこともあります。
(山岡)筋トレや子供と遊んだり、行きつけのコーヒー屋にいったりとか。
(田中)山岡さんは期待を裏切らず、筋トレですね(笑)他のお二人もちゃんとプライベートの時間を過ごせていて何よりです。谷本さんは多分「法律」が好きなんだろうね。裁判例を読んだりとか、書籍読んだりするのも、純粋に学術的に面白いしね。
(谷本)そういうところあるんです(笑)
(田中)ちなみに、これ弁護士ならあるあるなんやけど、休みの日に「案件」のことって考えたりしない?(笑)ちょっと心配になったりとか。
(谷本)初めはちょっとそういうところがあったんですけど、考えても意味がないことに気づいて、休みの前にできるかぎり仕事を終わらせたり、依頼者の方や相手方にボールを投げることで、私の手元にボールを残さないように工夫しています(笑)そうすると判断権はこちらにはなくなるので。
(丸山)私は完全に割り切るようにしていて、仕事に関わる内容をシャットアウトするように心がけています。これは他の先生方もそうですが、休みの日は緊急で対応する案件については、他の先生に協力を仰いで対応いただくこともあります。休みはしっかり休む分、出勤日の朝に、スケジュールを見てやるべきことを考えながら通勤電車の中で仕事の優先順位を整理してますね。時にスケジュールが埋まりすぎててヤバイ、と思うことがありますが。出勤日なので「やるぞ!」と意気込んでやるように心がけてます(笑)
(山岡)私も完全に切り替えるようにしてますね。前職では自宅に持ち帰って残業をすることもあったのですが、そのようなことはせずに事務所内で仕事を終わらせるようにして休日を迎えるようにしています。
(田中)みんな自分なりにちゃんと対応してて偉いね(笑)僕は当初はなかなか切り替えられずに、休みの日も案件のことを考えて不安になったりすることもあったんですね。でも、常に依頼者の方や相手方からの連絡に対応したり悩んでばかりいることは現実的ではないし、そんなことをしていればこちらの身が持たないんですよ。だから休みの日は仕事のことは考えずにしっかりプライベートを楽しんで、しっかり休むことが大切ですね。そうしてこそ、結果として依頼者の方に喜んでいただけるようないい仕事を続けられると思います。このインタビューを読んでおられる修習生や弁護士の方も、永く弁護士を続けるなら「気持ちの切り替え」が大切であることはお伝えさせていただきます(笑)

今後、どんな弁護士を目指していきたいですか?応募を考えている方にメッセージを!
(田中)この質問をするには、まだ弁護士になったばかりだから少し早いかもしれないけど、どんな弁護士になりたい?
(三人)まずは、身の前の事件をしっかり地道にこなして、着実に成長していきたいです!
(田中)そうですね。うちは「質実剛健」な事務所なので、「依頼を受ける能力」もそうですが「事件処理能力」や「人間力」をしっかり磨いて成長してほしいと思います。一つの分野を「極める」というのはそんなに簡単なことではないから、着実に実力を身に着けてほしいと思います。そうしてこそ、一生弁護士を続けていくことができると私は思います。
(田中)あと、どんな人と一緒に働きたいですか?メッセージと共に。
(谷本)「一緒に働ける日を楽しみにしています」とかそういう系のやつですか?(笑)
(田中)そうそう。それそれ(笑)でも、これは対談形式のインタビューやし、それだけだと面白くないから、みんなが一緒に働きたいと思う人がどんな人か適当に挙げてみて。ちなみに、三人に挙げてもらった内容を採用基準にはしないので、これを読んでいる人は三人が何を言っても気にしないでね(笑)
(三人)「明るい人!」
「一生懸命な人!」
「笑顔が素敵な人!」
(田中)はい。誰が何を言ったのかは特定されないよう、ぼかしておきました(笑)ロイハイはこんな感じの事務所です。個人的には、修習生の方はこれから弁護士になることにワクワクしてらっしゃるはずですし弁護士として「一生懸命」であってほしいですが、もし皆さんが自分では「そこまで(性格が)明るくない」と思っても、自分では「笑顔がそこまで素敵じゃない」と思っても、ロイハイが「自分に合うかも」と思って興味がある方は是非ご応募くださいね。

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