パチンコをやめられず依存症に陥ってしまった人は，借金がどんどん膨らんでいく傾向にあります。
この記事では，その理由について，具体的に考えてみます。

パチンコ依存の人の借金が膨らむ理由

そもそもパチンコの還元率は低い

還元率とは，賭けたお金に対してどれくらいのリターンがあるかを示すものですが，ギャンブルは，そのほとんど全てが還元率100％未満に設定されていて，はじめから勝てないようにできています。
パチンコも例外ではありません。
還元率といっても確率の話ですから，時々遊ぶだけなら，大きな損はしないかもしれませんが，このようなギャンブルのシステムからして，繰り返せば繰り返すほど損をしていくものなのです。
そのため，損をしてもパチンコをやめることができずに続けると，次第にお金が不足するようになり，借金するはめになるのです。

必要な生活費までパチンコに費やしてしまう

パチンコにのめりこむ人は，パチンコに負けたとしても，その損をまたパチンコでリベンジして取り返そうとする傾向にあります。
そして，そのためには，家賃や食費などの生活のために必要なお金にまで手を出してしまうのです。
結果，最低限の生活費も払えなくなり，日常生活に支障をきたすようになってしまいます。
そうすると，借金をするしかなくなります。パチンコで勝ったとしてもそのお金を貯めず，さらにパチンコにつぎこんでしまう
パチンコに勝った場合に，手に入れたお金を貯金や借金の返済に回せる人は，多くありません。
そのお金を軍資金として再びパチンコをしてしまう人が多いのではないでしょうか。
そうすると，時にはパチンコに勝ったとしても，お金が貯まることは一向になく，負けたときのマイナスだけが増えていってしまうのです。

負けを取り戻したいという心理によって負の連鎖が続く

パチンコに負けた場合，「損をしてしまったからもうやめよう」という気持ちになれればよいのですが，それよりも，「損を取り戻してやる」という心理が強く働くことが多いと言われています。
このような心理が働くことで，損をしているにもかかわらずパチンコをやめることができず，逆に（取り戻せることなどほとんどないにも関わらず）負けを取り戻すまでどんどん繰り返してしまうという負の連鎖に陥るのです。

生活費をパチンコに当てた分，借金して生活することになる

先に見たように，パチンコにのめり込むと，最低限必要な生活費にまで手を出すようになります。
そうすると，必然的に生活費が不足しますから，家賃や光熱費の支払いや食費といった生活をするためのお金を補てんするために，借金を重ねることになってしまいます。

キャッシングの返済が追い付かず，借金がどんどん膨れ上がる

キャッシングは，初めは少額で，「これくらいならすぐに返せる」と思って気軽な気持ちで利用し始める人がほとんどです。
しかし，キャッシングは借金ですから，当然利子が発生し，自分が思っていたよりも大きな金額になっていることがあります。
さらに，パチンコで損を取り戻してすぐに返済しようと考えたうえでキャッシングを利用しても，思うようにパチンコで勝てずに結局返済できないということも多いです。
そうすると，キャッシングの返済がどんどん追いつかなくなり，結果，借金はどんどん膨れ上がっていきます。

パチンコでの借金にお困りの方は，債務整理を取り扱う大阪市・難波（なんば）・堺市の弁護士に

このように，パチンコはもともと勝てない仕組みになっているにも関わらず，借金の返済を見込んで何度もパチンコに賭けても，さらなる借金を生むだけで，どんどんと借金地獄に陥ってしまいます。
パチンコにはまってすでに借金を抱えてしまっている人は，それをパチンコで取り戻そうという考え方を一刻も早く改め，借金整理の専門家である弁護士に相談しましょう。
周囲の人や専門家に相談することが，パチンコ依存から抜け出し，借金をなくしていくことへの第一歩になります。

債務整理を多く取り扱う大阪市・難波（なんば）・堺市の弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイにご相談ください。