普通の主婦が,何気なく始めたパチンコにはまって借金までしてしまう…。
そのような落とし穴がパチンコにはあります。
ここでは,どうしてそのようなことが起きるのか,パチンコで借金をする人としない人の違いは何か,についてみていきます。
パチンコで借金するほどまでにハマる原因とは
どうして,普通の主婦のような人が,パチンコにハマり,借金までしてしまうようなことになるのでしょうか。一番の原因として考えられるのはどのような点なのでしょうか。
大当たりが出たときの高揚感が忘れられない
何気なくやったパチンコも,一度当たりが出ると,そのときの高揚感は快感となり,忘れられなくなってしまいます。また,その高揚感から,パチンコがストレス発散になると思ってしまうものです。これが,パチンコにハマってしまう一番の原因でしょう。
次第に少額の勝ちでは満足できなくなって,使うお金がどんどん大きくなっていき,数万円もの大金を換金して,たまに勝つことがあると,それ以外のときには何度も負けているということをついつい忘れ,「自分はやれば勝てる」という錯覚に陥ります。
そして,もう一度あの高揚感・快感を味わいたいと思ってしまい,何度でもパチンコに店に足を運び,結果ハマってしまうことになるのです。
そのうち,負けが続いたりする(パチンコはそもそも長期的に見て得をするような仕組みにはなっていないものです)と,「負けを取り戻さなければ!」という思いが強くなり,勝ったときのことを忘れられない人は,「次こそは勝てる」と考えがちなので,借金をしても大当たりすれば返すことができるんだからという軽い気持ちで,借金に手を出してしまうのです。
パチンコで借金する人と借金しない人の違い
同じようにパチンコをしていても,ハマってしまって多額の借金までしてしまう人と,そうでない人がいます。
これらの人たちには,どのような違いがあるのでしょうか。
借金をする人
パチンコにはまって借金までしてしまう人というのは,少ない「勝ち」の経験に執着し,何度負けても,「勝って取り戻せる」という意識が働いてしまいます。
取り戻すことができると思いこんでいるために,借金をして手に入れたお金を軍資金としてパチンコにつぎこむことに抵抗がなくなってしまうのです。
そして,パチンコを続けてまた負けると,「取り戻さなければ」「取り戻せる」と考え,さらに借金をしてでもパチンコを繰り返します。
このようになってしまう人は,お金の管理が苦手・お金に無頓着で,自分がパチンコにどれだけのお金を使ってどれだけの損をしているのかを冷静に把握できないような人であることが多いです。
借金をしない人
パチンコをする人の中にも,借金まではしないという人も大勢います。
そのような人は,パチンコはあくまでも娯楽と位置付け,お金儲けではなく遊びのためにパチンコをしている人がほとんどです。
普段からお金の管理をきちんとしていて,自分の中でしっかりとお金の使い方のルールを決めることができている人は,借金して作ったお金をつぎ込んでまでパチンコをすることはありません。
まとめ
パチンコは,娯楽の範囲で適度に行なえば,遊びの一つとしてもちろん問題はありません。
とはいえ,パチンコもギャンブルですので,依存してしまう危険性を十分に孕んでいます。
ですから,パチンコをするときには,そのようなパチンコの落とし穴をしっかりと認識して,それぞれが自制心をきちんと持つことがとても重要になります。もともとお金の管理が得意でないような人は,特に注意が必要です。
パチンコで借金を作って苦しむような人生を送らないためにも,自己管理を心掛けましょう。
もし,既にパチンコにはまってしまって借金に悩まされているのであれば,借金整理の専門家である弁護士に相談しましょう。
弁護士に依頼して借金を整理し,生活を立て直すことが,パチンコ依存から抜け出す第一歩となることもあります。