2018.09.14 2022.09.30

50万円のリボ払いの返済は返しても残高が減らない?借金地獄から抜け出すには。具体的方法を紹介

借金地獄

リボ払いは、通常のショッピングと同じ感覚で簡単に利用することできますし、毎月の支払額が一定の少額になることなどから、リボ払いを使い続けていたとしても、債務を負っているというような感覚はなかなか持ちにくいものです。
そのため、安易にクレジットカードでの買い物の支払い方法をリボ払いにすることを続けていると、知らず知らずのうちにリボ払いの残高が膨れ上がって、支払いが困難になり、リボ払い地獄に陥ってしまうことがあります。
しかし、リボ払いは、借金と同じようなもので、放置していると大変なことになることがありますので、早期に返済をして、借金地獄からの脱出を目指しましょう。
この記事では、リボ払いのメリット・デメリットを説明するとともに、リボ払いの残高が大きくなってしまった場合の対処方法をご紹介していきます。

リボ払いとは

ショッピングの「リボ払い」とは、「リボルビング払い」の略で、買い物の金額や利用件数にかかわらず、毎月自分で指定した一定の金額と手数料の合計額だけを支払っていくという、クレジットカード利用分の支払い方法のひとつです。
クレジットカードに初めから自動で設定されていることも多く、気付かないうちにリボ払いになってしまっているケースもあります。
毎月の支払額を自分で決めた一定額にすることができるため、家計の管理が楽になるということがリボ払いの一番のメリットです。
しかし、次のような特徴があるために。気が付いたらリボ払いが膨れ上がっていたなどということが起こりうるというデメリットもあります。

  • ・手数料の利率はおよそ15%~18%と消費者金融からの借り入れ並みに高い
  • ・月々に返済する金額が少額なので、返済がなかなか終わらない
  • ・毎月の支払額が一定であるために自分が支払わなければならないリボ払いの残高が現在いくらになっているのかを把握しにくい

返しても返しても返済が終わらない?

リボ払いの残高が50万円以上の高額になってくると、通常のリボ払いのよくあるような毎月1万円やそれ以下ずつの返済にしていると、支払ったお金のほとんどが手数料分に充てられることになります。
そうすると、返済を続けても元金はほとんど減らず、返しても返しても返済が終わらないということになり得るのです。
具体例をあげると、50万円あるリボ払いの残高を、手数料率年15%、毎月1万円(プラス手数料)の支払額という条件で支払っていくと、完済までに総額65万円以上かかってしまうことになるのです。

リボ払い地獄から抜け出すには

リボ払いの残高が大きくなってしまってリボ払い地獄に陥ってしまった場合の対処法としては、次のようなものが挙げられます。

  1. 毎月の返済額をできるだけ多くする。
  2. 繰り上げ返済をする。
  3. 低金利のカードローンに借り換えをする。
  4. ボーナスを利用して1回払いしてしまう。
  5. 家族や友人に借りて一括返済をする。
  6. リボ払いは二度と利用しない。(リボ払い専用カードしかない場合には作り変える必要があります。)

専門家の力を借りて債務整理を行う

上で挙げたような方法をとることが難しい場合には、弁護士など借金整理の専門家の力を借りて任意整理を行うことを検討しましょう。
任意整理とは、債権者と直接交渉をして、支払金額や支払い方法を決め直す債務整理の方法のことをいいます。
将来利息がカットされる、支払期間を延ばすことができる、弁護士に依頼して任意整理を進めると督促をストップすることができるなどのメリットが多くあります。
一方で、任意整理をするとブラックリストに載ってしまい、5年間程度、ローンやクレジットカードの審査に通らなくなるというデメリットもあります。
もっとも、このデメリットは、新たな借り入れができなくなることで、いやおうなしに借金をしないで生活を立て直すことになるという意味で、メリットにもなり得ると指摘されることもよくあります。
また、任意整理以外にも、債務整理には、自己破産や個人再生といった種類があります。リボ払いも含めた債務の残高が高額になってしまって任意整理では解決が難しい状態になっている場合には、このような方法を検討する必要があるかもしれません。弁護士に相談すれば、最適な方法を提案してくれるでしょう。

まとめ

リボ払いの残高が、50万円以上などといった高額になってくると、月々の少額の返済だけでは、なかなか返しきることができず、リボ払い地獄に陥ってしまうことがあります。
低金利のカードローンなどに借り換えることによって金利の負担を減らしたり、親族に借りるなどしてお金を用意して一括返済したり、月々の返済額を増額したりなどという対処方法がまずは考えられますが、お金が準備できないようなときには、早めに債務整理を行わなければ事態が悪化することもありますので、放置せずに弁護士に相談することをおすすめします。

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