自分の収入や貯蓄だけでは足りず、借金してパチンコに通うほど、パチンコにはまってしまう女性もいます。
普通の女性がこのような生活に陥ってしまうのはなぜでしょうか。また、パチンコにはまり、多額の借金を抱えるようになった女性はどうやって負のループから抜け出せばよいのでしょうか。
ギャンブルによって広がる借金をする女性と周囲との格差
ギャンブル依存の状態になると「もうこれ以上やってはいけない」と頭では分かっているのに、それでもギャンブルをやめることができなくなります。
一度パチンコで大勝すると、その快感が忘れられなくなり、お金をつぎ込んでは負け、つぎ込んでは負けを繰り返し、今度はつぎ込んだお金を取り返そうと、またパチンコに通ってしまいます。
主婦の方がパチンコにはまる理由やパチンコ依存症にならないための対応について記載したブログが以下の内容ですので、是非ご覧ください。
なぜ主婦はパチンコで借金をして借金地獄になるのか?
自分がパチンコ通いしている一方で、周りの友人たちは、お花やヨガのレッスンなどの趣味を楽しみ、自分磨きをしています。また、友人たちがコツコツと貯金をしているのに、自分はパチンコのために生活費をつぎ込み、それだけでは足りずに借金まで重ね、次第に返済が苦しくなっていく・・。
ギャンブル依存になると、生活の中で大事なものを一つずつ失っていき、周囲との生活の格差もますます広がっていきます。最悪、借金を返済するために、風俗嬢として売春することさえあり、そのような場合には、周囲との関係や友人との関係も断絶していくことがあります。
主婦の方がパチンコ依存症で借金や風俗嬢に売春に至ってしまう理由とそれに気づかぬ夫について書いたブログもご覧ください。
もし主婦がパチンコ依存症で借金や売春を繰り返していたら?
これがギャンブル依存に陥った女性たちの悲しい生活実態です。
ギャンブル依存症の借金女、克服には固い意思が必要
ギャンブル依存症の克服は容易ではありません。
なぜなら、ギャンブル依存は医学的には「ギャンブル障害」や「病的賭博」と呼ばれ、精神疾患のひとつだからです。
ギャンブル依存症になると、ギャンブルによって貧困や家庭の崩壊など、大きな不利益があると分かっているのにギャンブルをやめられなくなってしまいます。
まずは、ギャンブルのせいで自分の人生が悲惨な状態になっている、という事実を認識する必要があります。現実を受け止めるのです。
そうはいっても、自分ひとりでは決意も揺らぎがちです。だからこそ、ギャンブルをやめられず、借金を重ねる人があとを絶たないのでしょう。
たとえば、ブログで借金の返済日記をつけている人もいます。
自分の素性は明かさなくても、誰かに借金返済の過程を見てもらっている、という形をとることで気持ちが折れないようにしているのでしょう。
こうしたブログを見てみると、借金返済中のため生活は苦しく、惨めさもありますが、ギャンブル依存症の克服に取り組む前向きな決意が伝わってきます。
意思だけで返済できる借金には限界がある
先ほど挙げたように、ギャンブル依存を克服する意思を固め、借金を返済して行く過程を誰かに見届けてもらうことで、借金の問題を解決していく人もいます。
しかし、当初はどんなに強い意思があっても、その意思を継続させることはなかなか難しいものがあります。また、借金の額が大きくなってくると、利息の支払いだけで手一杯になり、いくら返済しても借金が減っていかない状態になります。
このような場合には、「必ず返済する!」という精神論だけではどうにもなりません。
そのうち再び借金をしたり、一攫千金を狙ってギャンブルに手を出したりして、ますます自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
そもそも、毎月30万円の収入がある人と、毎月10万円の収入しかない人では、自ずと返済にまわせる金額にも違いがあります。
たとえ強い意思があったとしても、現実的には、自力では借金の返済を解決できない場合もあるのです。
確実に借金の問題を解決するには?
借金の問題を確実に解決するには、弁護士の力を借りることも一つの有効な手段です。
弁護士の取り扱う仕事はさまざまで、借金問題の解決を専門分野にしている弁護士も多くいます。
借金問題の解決方法はさまざまで、現在の生活状況では借金を完済できる見込みがない場合には、破産や個人再生といった法的手続きが必要になる場合もあるでしょう。破産や個人再生は、裁判所に申し立て手続きが進められます。
一方、破産や個人再生を申立てなくても、条件次第で完済できそうな場合には、弁護士が、消費者金融やクレジットカード会社と交渉し、返済の条件を緩めてもらうこともあります。これを任意整理といい、法的な手続きではないので裁判所を通さずに解決することができます。
どのような解決方法がベストであるかは、生活状況や収入、借金の総額にもよるためケースバイケースです。
初回は無料で相談できる事務所も多いので、まずは一度弁護士に相談して、アドバイスをもらうとよいでしょう。
なお、パチンコをやり続けてしまうと、確率論で負けるようになっていますので、負けが重なってそれでもパチンコをやめられない女性は、借金を繰り返してしまいます。ですが、債務整理の手続きをとれば、信用情報(ブラックリスト)に登録されるので借金できなくなります。
自らの意思でパチンコをやめられない女性は、強制的に借金できない状態にした方が、立ち直りが早かったりします。
まとめ
ギャンブル依存症から抜け出したいのであれば、現在の生活の実態を受け止め、本気で借金の完済を考えることがスタートです。
しかし、実際には、収入とのバランスから考えて、物理的に完済が不可能な状態になっている場合もあります。
そのような場合でも、弁護士に相談することで解決の糸口が見つかります。
今、借金返済ができなくなって困っているのであれば、一刻も早く弁護士に相談して解決の方法を考えていきましょう。