専業主婦だからどこの金融会社もお金なんて貸してくれない、と思っていませんか。パチンコにはまってギャンブル依存になった専業主婦が、消費者金融やクレジットカードでお金を借入れ、またたく間に多額の借金を作ってしまうこともあるのです。もし、家族が多額の借金をしていたらどうやって解決すればよいのでしょうか。
パチンコをやめられないのは依存症だから?
ギャンブル依存症とは、一般的な「ギャンブル好き」のレベルを超え、ギャンブルによって家庭生活などに影響が生じることが分かっているのに、それでもギャンブルがやめられない状態になることをいいます。
もし今「ギャンブルをやめたい」、「やめないといけない」と常々感じているのに、どうしてもギャンブルをやめられない、という場合、すでにギャンブル依存症なのかもしれません。
ひとたびギャンブル依存症になると、なかなか抜け出すのは難しく、何度も同じことを繰り返してしまう傾向があります。
また、残念ながら、ギャンブル依存は家族の思いだけではどうにもならないことが多く、本人が自覚して本気でギャンブルをやめる努力をしなければ、また同じことを繰り返す可能性が高いのです。
消費者金融でお金を借りて(借金して)までパチンコを辞められない専業主婦
パチンコ客といえば男性のイメージが強いかもしれません。
しかし、実際にパチンコ屋に行ってみると、意外にも主婦がたくさん来ています。平日の昼間からパチンコをしている主婦は、たいていそのパチンコ屋の常連客であり、そして、常連客の多くは「ギャンブル依存症」であると考えられます。
なぜなら、収入のない専業主婦が毎日のようにパチンコに通えるはずなく、また、少しばかり勝ち続けたとしても、いずれパチンコに使うお金は尽きるはずだからです。
ところが、ギャンブル依存の状態になると、生活費や貯蓄がなくなってもパチンコをしたい欲求に駆られ、借金をしてでもパチンコに使うお金が欲しいと考えるようになります。
そして、いざ借金をしてしまったが最後、あっという間に借金は膨らんでいきます。
夫の月収が100万円でも、毎日のパチンコ通いでお金が足りなくなり、消費者金融からお金を借りるようになった、という主婦もいます。
パチンコで稼げれば借金をする必要もありませんが、パチンコで稼ぐのはとても難しく、たいていはパチンコでお金を稼ぐどころか逆に借金をする羽目になってしまうのです。
ギャンブルにはまる心理
ギャンブル依存になってしまう専業主婦は、はじめからギャンブル好きだったわけではありません。
はじめは興味本位でギャンブルをやってみて、何度か通ううちに次第にはまってしまう、というのが一般的です。
自分に関心がなくなっている夫、周りの友達は子育てやパートに忙しい・・、こうした状況に置かれ、専業主婦は孤立しがちです。
話し相手もおらず、昼間から暇を持て余してしまう専業主婦が、家事や子育てのストレス発散のためにパチンコに行き、ついはまってしまうのです。
なぜなら、パチンコに行くことで、普段の生活では味わえない昂揚感を味わうことができ、パチンコ仲間によって孤独からも解放されるからです。
パチンコでは、数万円単位で負けることもあるため、無駄遣いをしたことに自己嫌悪に陥りますが、一方で、パチンコをしている間だけは「嫌なこと」を忘れられます。
こうして、中毒性の強いパチンコにズルズルとはまり、気がつけば毎日のようにパチンコに通うようになっていくのです。
どうやってギャンブル依存を断ち切るか
ギャンブル依存は抜け出すのが難しく、一度改心してパチンコをやめても、何年か後にふとパチンコ屋に立ち寄り、再びギャンブル依存になってしまうこともあります。
まるで覚せい剤常習者やたばこの愛好家の話のようですが、パチンコも同じなのです一度パチンコをやめると誓ったからには、二度とパチンコ屋に行かない強い意志が必要となります。
しかし、現実的には気持ちや意思だけで解決するほど簡単なことではありません。
特に、借金してまでギャンブルをする状態に陥っている場合には、自力での解決ではなく、弁護士に相談するべきでしょう。
弁護士に借金の整理を依頼すると、債権者に対して「受任通知」という書面が送付されます。受任通知を受け取った消費者金融やクレジットカード会社は二度とお金を貸してくれません。
たしかに、クレジットカードを作れないとこのご時世は何かと不便ですが、ギャンブル依存から抜け出すため、借金を繰り返さないようにするためには、根本から原因を絶つことも必要です。
弁護士に依頼して、今ある借金を整理するだけでなく、将来の借金を封じるのです。
まとめ
借金してまでパチンコをするようになった場合、時間が経つほど借金が膨らみ、ますます解決が難しくなります。借金返済のためにパチンコで勝とうとして、さらにパチンコに通うという悪循環に陥るためにです。
夫に内緒の借金が見つかり、離婚に至るケースも多くみられます。
無料で相談にのってもらえる事務所もあるので、まずは問い合わせてみましょう。