2018.10.04 2022.10.03

本当にあったお金の怖い話(漫画)からみる、リボ地獄(リボ払い地獄)に陥るしくみ

本当にあったお金の怖い話(漫画)からみる、リボ地獄(リボ払い地獄)に陥るしくみ

漫画家の「二ノ宮との」さん(twitter:tonotono7777)が2018年1月14日に投稿した「本当にあったお金の怖い話」という書き込みは多数の人に拡散されていました。
本作品は妻がリボ払いにしていたものをよく把握せずに利用しつづけた結果、支払い金額が95万円にものぼるものになってしまっており、夫である二ノ宮とのさんが貯めてあった活動資金を全部使って返済したというものです。
このページではこの漫画の紹介と、ポイントになる点の解説をしたいと思います

「本当にあったお金の怖い話」ではどのような事が起きたのか

詳細は是非、https://note.mu/uemasa/n/nb637b273f63f、こちらのページでも見てください。
信販会社から支払いに関する通知を受け取るようになった夫は、妻にきちんと返済しているのか聞きますが、妻は毎月3万も支払いをしているから大丈夫であると答えます。
それぞれが自分の支払いを管理していたので、喧嘩になることを避けたいと考えていた夫ですが、いやな予感がするので妻に支払いについて確認をさせたところ、妻はあまりにもの残金の多さに愕然とします。
キャッシングも合わせると95万円以上の残金が残っていた結果、夫が漫画家として活動するために貯めてあった100万円を使って一括返済をしました。

「怖い」といわれるリボ払いのポイントを見よう

なぜこの話が「怖い」という表現がされるのでしょうか。そのポイントは以下の点にあると考えます。
まず第一点は、この漫画に出てくる妻が「いくら残っているか把握していない」ということです。この漫画ではリボ払いの中でも定額制という返済方法を利用しています。
これは、毎月支払う額は同じ、というリボ払いの方法の中の一つで、作中では妻は月3万円の支払いをしていました。
「月3万もはらっているんだから元本もそれなりに減っているだろう」と妻は返済に関していくら借金が減っているか、いくら残っているのかという事を把握していませんでした。
リボ払いが「怖い」と言われる一つの原因は、本人がいくら残っているのか全く把握していない点にあります。
第二点目としては、妻がいくら払っているのかを把握していない点です。
妻は毎月3万円を支払い、今月も返済したので、またカードが使えるという風に考えて利用を重ね、支払い総額を増やしていました。
返済にあたっては、元本と利息を合わせて支払います。これが通常の分割払いであれば、元金と利息を均等に払っていくことになります。
しかしリボ払いにしていると、いくら元金に充当されていくら利息を払っているのかを正確に把握するのは困難になります。
その結果本人は払ったつもりですが、利息の負担がおおきく全然支払っていなかった、というこの漫画のような事が発生してしまいます。
三点目は、本人が借り入れを増やしている自覚がまったくない点です。
リボ払いは定額の支払いさえしていれば通常は問題ありません。
上記2点から返済自体は滞りなく行われているから、再度利用してしまおうというのはよくある流れです。
その結果本人としては「払ったからまた使おう」となっているのですが、その行為自体が無意識のうちに借入を増やしている状態でした。
総額、支払い額がわからない状態に増して、返済額が増えないリボ払いは、容易に無意識な借入額の増額を引き起こしてしまうという点で怖いといえるでしょう。

怖いリボ払いから抜け出すためには

この話のように借入をすると非常に怖いリボ払いから抜け出すためにはどのような方策があるでしょうか。
リボ払いは結論から言うと、元本も含めて払ってしまうのが一番の近道です。
ボーナスなどで支払う余裕ができた場合に一気に支払ってしまうのも良いですし、ボーナスが出ないような仕事についている方は親族等に立て替えてもらうのも手です。
難しい場合には、借り換えといって、金利の安い金融機関から借り入れて返済をしてしまう方法もあります。
こういった返済をする方法での対処が難しい場合には、債務整理を利用して利息の支払いを無くすることで返済が早くなる任意整理を利用するのも手です。

まとめ

このページでは、漫画化二ノ宮とのさんの体験談からリボ払いがどれだけ怖いものかということと、リボ払いへの対策についてお伝えしてきました。作中に1日400円以上利息で払っていたという言葉にもある通り、リボ払いは自覚なく借り入れを増やし、返済を滞らせるものです。
出来る限り早期に支払いをしてしまうか、債務整理を利用するなどして、早くリボ払いから抜け出せるように心がけましょう。
もしリボ払いの返済が続いているという方は一度、債務整理の専門家である弁護士に相談してみることをおすすめします。

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