2018.10.04 2023.12.27

「怖すぎ!」リボ払いで返済できなくる仕組みと対策

リボ払いについては「怖い」という表現がよく使われます。
月々の支払いを軽くしてくれるリボ払いで、アメリカなどではよく使われる方法なのですが、それがどうして「怖い」という表現がとられるのでしょうか。
このページでは、リボ払いが怖すぎるといわれる原因と、リボ払いにはまってしまった場合の対策についてお伝えしたいと思います。

リボ払いとはどのようなものか

そもそもリボ払いとはどのようなものでしょうか。
リボ払いとは借金や立替金の返済方法の1つの手段で、正式名称はリボルビング払いと呼び、月々の支払いを一定にして支払っていくものです。
毎月の支払い計画が立てやすかったり、払う額が少ないので、不意の買い物があった際に重宝する。
たとえば、月々2万円の支払いに設定していたとして、5万円分の利用をすると次の支払い時から月2万円の支払いが始まります。
分轄払いであれば追加して借り入れをすると返済する金額が増えるのですが、リボ払いですと仮に10万円分の買い物を足したとしても支払う金額は当初設定した月2万円のままで良いということになります。

なぜリボ払いは怖いのか

このような便利なリボ払いがどうして「怖い」という表現をされるのでしょうか。
その理由は、上記の手軽さがどのような結論を招くか、という点にあります。手軽に使える一方で支払い金額が変わらないという事は、どんどん利用する金額が増えるということにほかなりません。
しかし本人としては一定額の支払いを続けていれば問題がないので、支払った一定額のいくらが利息にあてられていくらが元本に充当されているのかを把握していないという事が多くのリボ払いで発生します。
その結果、残高を確認せずにどんどん利用額を増やす結果、月々の支払いの大部分が利息、という事になり残高が減らなくなってきます。
にもかかわらず気楽に利用してしまうという負のスパイラルが発生してしまうため、「支払いが厳しいな」と思ったときにはほとんどが利息の支払いにあてられて、元本がなかなか減らず、返済が長期化し、利息の支払いばかりをしているという状態になってしまうのです。
100万円を利息約15%で月々2万円づつしはらっていく場合には新しい借り入れをしない前提でも6年以上もの長期にわたって返済を続けることになり、支払う利息の合計は元本100万円に対して60万円以上もの多額になってしまう事もあります。
自覚なしに借入額が増え、その返済の負担から「怖すぎ!」という表現がされることになります。

リボ払いから脱出するためにとりうる手段

では、このようなリボ払いから抜け出すためにとりうる手段としてはどのようなものがあるのでしょうか。
リボ払いが怖いのは利息の支払いばかりになって元本の返済にまわらないため、返済が終わらない点にありました。
つまり、なんとかして元本を減らす事が最優先事項となります。
そのため、ボーナスなどで一括で支払えるものがあるならば一括払いを行うことが手段の一つということになります。もし一括での支払いが難しい場合には、月々の分割入金の額を多くすることで元本を減らすスピードを速くするようにします。
場合によっては親族等からお金を借りて返済してしまって、自分は親族等にお金を払うというのも手です。
利息の支払いが厳しいという点については、借り換えという方法があります。金利が15程度%のものが8%程度まで下がれば利息の支払いもぐっと落ちることになります。
以上のような支払いや借り換えが難しい場合には、弁護士に相談をして債務整理をするのも一つの手です。自己破産はしたくない人にとっては、任意整理という別の手段が使えないかなどの判断をしてもらえます。

まとめ

このページでは、リボ払いが怖すぎるといわれる理由を、リボ払いの仕組みからお話しさせていただきました。
返済の負担が長期にわたって重いものになるので、支払いが苦しくなってしまいないおうに、弁護士に相談してみると良いでしょう。

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