パチンコで借金を作ってしまうと、その借金はどんどん膨らみ,「借金地獄」といわれるような状態に陥ってしまうことがあります。
地獄とはいっても,具体的には,その生活はどのように変わってしまうのでしょうか。
仕事に関して
まずは,借金地獄に陥った人の仕事がどのようになるのか,見ていきます。借金がないときとは違った働き方が必要になってきますし,給料の使い道も全然違ってきます。
朝から晩まで働き続ける生活
借金は金額が多くなればなるほど,利息の負担が大きくなってきます。
そうすると,返済をしてもなかなか元金が減らない状態になります。
日々の返済に追われて,例えば,本業以外にも早朝や夜中にアルバイトをするなど,複数の仕事を掛け持ちして,朝から晩まで働き詰めに働かなければならないような生活が訪れます。休日のアルバイトも必要になるかもしれません。
このような生活の継続には,体調を崩したり,精神的にダメージを受けたりといったリスクもあります。また,副業のせいで,本業の効率が悪くなったりといった影響が出ることもあります。
給料のほとんどが借金の返済にあてられる
このようにして朝から晩まで必死で働いても,それによって得られた給料のほとんどは,借金の返済にあてなければなりません。借金の返済のために働いているというような状態です。
一生懸命働いているにもかかわらず,給料をもらったと思えばそのまま借金の返済で消えてしまうので,わかってはいても,「なんのために働いているのかわからない」などという感情に襲われ,精神的にもかなりつらい状況であるといえるでしょう。
徹底した節約,極貧生活
借金地獄に陥ると,使えるお金がとにかくなくなりますから,みじめともいえる節約・極貧生活が始まります。
生活費を切り詰めて借金の返済にあてる
給料のほとんどを借金の返済にあてなければならないので,必然的に生活費にあてることのできるお金がほとんどない状態になっていってしまいます。
例えば,外で飲み物を買えない,食事はカップラーメンや豆腐だけ,もちろん外食はできない,空腹を我慢するなど,食費を徹底的に節約する。スーパーの試食品を食べ歩いて食費を浮かすなんていう話も聞きます。
また,電車やバスを使わずに長い距離でも歩いて移動する,お風呂にはたまにしか入らない,洗濯の回数を脚力減らす,暑くてもエアコンを使えない,寒くても暖房を使えないなど,交通費や光熱費も節約するなどです。
このように,生活費を切り詰められるだけ切り詰める生活,いわゆる極貧生活になることがあります。
自由に使えるお金はない
このように生活費を切り詰めた極貧生活ですから,当然,自分が自由に使えるお金はありません。
そのため,それまでの趣味をあきらめたり,たばこやお酒をやめたりするような必要が出てくるでしょう。もちろん,旅行に行くなども難しいです。
また,そのために,友人らとの食事なども難しくなり,交友関係が断たれていくことも多いです。
また,子供がいるような場合には,子供とのレジャーや教育費などにあてられるお金もなくなります。
まとめ
このように,膨れ上がってしまった借金の返済に追われる生活というのは,まさに地獄の日々です。
何とか仕事をたくさんして生活を切り詰めて借金の返済にあて,それでも、もし支払いが遅れてしまうと,各債権者からの督促がどんどんくることになります。
抱えている借金を少しでも減らして,借金地獄から抜け出したいと思っている方は,早めに借金問題の専門家である弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談すれば,借金地獄の生活に光を指す借金軽減や返済への近道が見つかるかもしれません。