個性的な顧問先をご紹介させていただきます②
こんにちは。弁護士の田中今日太です。
さて,今回はシリーズ第2弾です。
またまた、当事務所の個性的な顧問先のご紹介です。
この業種と関わっている法律事務所も少ないかもしれません。
何か?
ずばり、「アクアリウム」です!!
今回ご紹介させていただくのは,「アクアリウムトールマン」の代表の山田直也社長です。
とてもさわやかで長身のイケメンさんです^^
何気に,当事務所の水槽も,アクアリウムトールマンにお願いしております(笑)
ほら,とてもきれいですね(笑)
さて、ここからは,そもそもアクアリウム業界ってどんな業界なのか?
ということについてお話させていただきます。
山田社長によると、アクアリウム業界は,世間一般的に「趣味」の業界と思われているとのことです。
どういうことかというと、お客様からすればアクアリウムはもちろん趣味かもしれませんが,
アクアリウム業界で働く人にとっても「アクアリウムが好き」「生き物が好き」
ということから就職をしていく業界ということですね。
もちろん、「好き」を仕事にできることはとてもよいことです。
しかしながら,実際にアクアリウム業界で働いてみると、
一日13時間労働や残業は当たり前,しかも低賃金の業界であるそうです。
また,アクアリウム業界は,働く人にとっても「趣味」であることが多いので、
会社を大きくしたり,それ以上の「何か大きな目標」を掲げることも少ないようです。
ということは,どれだけ長く働いても,賃金がほとんど上がらない,しかし残業が多い,
ということになります。
始めは、「アクアリウムが好き」という思いで始めた人も、
そのような現実に直面すると、いくら「好き」だったとしても、
徐々に「モチベーション」を失っていきますよね?
つまり,
アクアリウムが好き→アクアリウム業界に就職→低賃金・残業多し
→業界自体に大きな目標を掲げる会社もない→発展性がない
→あまり昇給しない,でも残業多しでモチベーションあがらない
→退職→「好き」の気持ちを持った人が業界にいなくなり,業界が変わらない。
という悪循環になっています。
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業界外の方からすると,なかなか知らない業界事情ですね。
山田社長は、「この悪循環を断ち切りたい」「業界全体を変えたい」
「アクアリウムが好きで一生懸命働く人が報われる世界にしたい」
という「思い」をもっています。
どうでしょうか?
とても壮大な「夢」だと思いませんか?
しかし、これは、「夢」物語ではありません。
山田社長は、実際に自ら率先して、行動する「現実派」です。
具体的には、山田社長は,自身が作成したレイアウトや作り方
をどんどんyoutubeで「ライブ配信」しています。
ライブ配信は、その場での質問にも答える必要があるので、
豊富な知識と柔軟な切り返しができなければ成り立ちません。
山田社長は、10年以上の経験を活かしてどんな質問にも惜しみなく答えられています。
その結果、全国からアクアリウムレイアウト作成の依頼が殺到しているそうです。
どのような作品を作られているかは,山田社長のyoutubeをご覧ください。
山田社長の今後のビジョンはとても「現実的」です。
まず、youtubeなどの媒体を積極的に活用して,アクアリウムトールマンの作品をどんどんアップし、かつ豊富な知識を披露することで
「ファン」を作られています。「ファン」はyoutubeの登録者数に現れていて,急激に伸び続けています。
目標は登録者数10万人だそうです。
ここまでくると,「アクアリウムトールマン」の強烈なブランディングが出来上がります。
すでに現時点でも、全国からの依頼が殺到している状態ですので、
各地域にもアクアリウムトールマンを出店することもできます。
すると,さらに強い集客につながり、「売上」が十分に立ち,
雇用する従業員に十分な給与をお支払いすることもできます。
それだけではありません。
豊富なアクアリウムの知識は,単に魚や植物に関するものだけでなく「機材」にも及びます。
ご存知の通り,アクアリウムをするためには水槽や照明等の機材が必要ですが、山田社長いわく、
まだまだ使用する側からすれば改善点は多いそうです。
確かに、アクアリウムを販売する店こそが、もっともアクアリウムのレイアウトや作品を作るはずですから、
そうした改善点は見つけやすいですよね。
そこで、アクアリウムトールマンとメーカーがタイアップして,
より便利な機材を制作する側に回ることも考えているそうですし、
実際、メーカー側からもそのようなアプローチがあるそうです。
ここで,仮にアクアリウムトールマンに強いブランディング(お客様やファンからの信頼)があれば、
その商品も売れること間違いなしです。
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いかがだったでしょうか?
とても「夢」物語では終わらない「現実的」な話ではないでしょうか?
さらに山田社長は、「アクアリウムの学校」もやって、アクアリウム業界の教育レベルも上げたいと考えています。
まだまだ,尽きることのない山田社長の目標は,いずれ近いうちに達成されるでしょう。
私も「同じ経営者」としてまだまだ負けてはいられません。
私も,弁護士業界の弁護士及び事務員の長時間労働の実態には,問題意識を持っています。
当事務所でも、山田社長の考えと同じく,長時間労働や低賃金にならないように考え続け、
実行しなければなりません。
ちなみに当事務所では,山田社長の手法とは違いますが,インターネットを積極的に活用し,
社会の方に「よりよい法律知識」や「普段は関わらない業界の問題点と改善方法」を提供し,
啓蒙活動を行っていく予定です。
今回のように,顧問先の紹介をさせていただいたのも、
皆様に、「普段は関わらない業界」での問題を知っていただき,
それを変えるために,日々鋭意努力している人や会社があることを知ってほしいという
「思い」からでもあります。
「高き目標」を持つ仲間と共に,日々精進したいと思います。