実際に社員として仕事をこなすうち、「自分の会社がブラック企業なのではないか」と疑ったことはありませんか。
ブラック企業はコンプライアンスを無視し、社員を劣悪な労働環境で働かせます。過酷な労働条件で働かされた結果、従業員が肉体的・精神的に追い詰められるケースも少なくありません。
もし、あなたの会社が本当にブラック企業であるとしたら、従業員としては早急に対策を考える必要があります。
ブラック企業の特徴とは
ブラック企業といわれる企業には、一般的に次のような特徴があるといわれています。
長時間労働・時間外労働の常態化
賃金体系が違法長時間労働の割に、給料が安いのもブラック企業の特徴です。
給料を時給換算すると最低賃金を下回る、サービス残業が横行しているといった、明らかに違法な状態が日常化している場合も珍しくありません。
また、企業によっては残業代なしの長時間労働を正当化するために、みなし残業や変形労働時間制度などを悪用しているケースも見られます。
日常的なパワハラ・セクハラ
上下関係に厳しく、さらにコンプライアンス意識も低いのもブラック企業の特徴です。
そのため、パワハラ、セクハラが多発します。
高い離職率
労働条件が悪いため、離職率が高いのもブラック企業の特徴です。
また、パワハラ体質の企業が多いため、気に入らない社員に退職を強要するといった事態も頻繁に起こります。
社員が居着かず、人材の入れ替わりが激しい企業はブラック企業の可能性が高いといえるでしょう。
精神論の強要
精神論や根性論を持ち出すことが多いのも、ブラック企業にありがちな特徴だといわれています。
気合ややる気、自己実現など、精神論でよく使われるキーワードが多用される会社はブラック企業の可能性があります。
ブラック企業との戦い方
ブラック企業で働き続けることは、働く人の肉体や精神を消耗させます。心身に不調をきたす前に、退職するなどの対策を考えるのがおすすめです。
また、未払いの残業代があったり、パワハラがあったりした場合は会社を訴えることも検討しましょう。
もし現在ブラック企業で働いていて「おかしい」と思うことがあったら、一度弁護士にご相談ください。弁護士は法律のプロとして、ブラック企業問題で悩んでいる方のために適切なアドバイスを行います。さらに、未払いの残業代を請求する、退職をサポートするといったことも可能です。
泣き寝入りしない、そして搾取から迅速に逃げるためにも、早めに相談されることをおすすめします。